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アップル、ジオタグと顔検出に対応した「iPhoto ’09」


 アップルは7日、写真関連ソフト「iPhoto '09」を発表した。今後発売するMacにプリインストールする。また、8,800円で購入できる統合パッケージ「iLife '09」にも含まれる。iLife '09の発売は1月中を予定。対応OSはMac OS X 10.5.6以降。


iPhoto '09。顔検出機能の「人々」を搭載

 iPhotoは、アップルがMac OS X用のアプリケーションとして提供する写真関連ソフトのうち、コンシューマー向けを強く意識した製品。以前よりシンプルな操作性とフォルダでの仕分けに依存しない一元管理を提唱しており、今回の製品は2007年8月リリースの「iPhoto '08」以来のメジャーアップデートとなる。

 主な新機能は、顔認識、ジオタグ対応、Flickrとの連携、編集機能の強化など。

 顔認識機能を利用した「人々」機能では、同じ人物が写っている2枚の写真に名前をつけると、iPhoto '09がライブラリ内を検索。一致しそうな人物の写真をまとめてくれる。結果は、人物専用のライブラリ「人々」(英文ではFace)で確認できる。人物別のスマートアルバムも作成可能。

 「撮影地」機能では、写真内の位置情報タグを利用し、写真を場所ごとに分類。位置情報を「フランス」、「パリ」、「エッフェル塔」など、わかり易い名称にラベリングするという。位置情報を含まない写真については、地図をもとに位置情報を追加する機能を提供する。

 さらに位置情報を利用し、「地図」というフォトブックの制作が可能になった。旅のルートをビジュアルで表示するもので、ルートを描いたり、特別な場所をマークするなどの自由度を持っている。


iLife '09のパッケージ
 写真編集機能には、肌の色合いを変えずに彩度を上げる機能などが利用可能になった。また、赤目ツールと顔検出機能が連携することで、ワンクリックで赤目を取り除けるようになったという。レタッチブラシのエッジ検出機能も強化。よごれや傷を取り除くとき、エッジのぼやけが防止できる。

 オンライン写真共有サイト「Flickr」や、写真共有対応のSNS「Facebook」への公開機能も実装している。Flickrでは「撮影地」機能、Facebookでは「人々」機能で写真に追加した名前が、タグとして付加できる。共有後はiPhotoがソースリストにFlickrアルバムとFacebookアルバムを生成。アルバムの写真を追加、削除、編集すると、FlickrとFacebookの写真も自動的にアップデートされる。

 スライドショーは、「クラシック」、「粉砕」、「スナップショット」、「スクラップブック」、「Ken Burns」などからテーマを選択可能になった。顔検出機能にも対応し、顔が画面内に収まるよう写真を配置するという。



URL
  アップル
  http://www.apple.com/jp/
  ニュースリリース(iLife '09)
  http://www.apple.com/jp/news/2009/jan/07ilife.html


( 本誌:折本幸治 )
2009/01/07 13:00
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