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OLYMPUS Master 2がE-30の「マルチアスペクト」に対応


OLYMPUS Master 2
 オリンパスは27日、画像関連ソフト「OLYMPUS Master 2」の最新アップデータを公開した。バージョン番号は2.11。

 新バージョンの特徴は、12月20日発売の「E-30」に対応したこと。あわせて、E-30の新機能「マルチアスペクト」に関連した機能などが加わる。

 例えば、RAWはアスペクト比の設定に関わらず4:3での出力になるが、OLYMPUS Master 2で表示すると、設定したアスペクト比に準じたトリミング枠が自動的に表示される。新設のRAWトリミング機能でクロップすれば、カメラ設定と同じアスペクト比の写真が得られる仕組み。

 なお、JPEGでマルチアスペクト機能を利用した場合、光学ファインダーでの撮影と、ライブビューでの撮影では記録内容が異なる。光学ファインダー撮影時は4:3での記録となり、OLYMPUS Master 2で開くとアスペクト比を表すトリミング枠を表示。そのままクロップするか、トリミング枠を移動させてクロップする。一方ライブビューで撮影すると、カメラで設定したアスペクト比のまま記録される。

 E-30のマルチアスペクトに関連した新機能は、「OLYMPUS Studio」にも実装するという。公開は後日を予定している。

 以上を含む今回の更新内容は次の通り。

●Windows用
  • E-30に対応。
  • カメラで設定したアスペクト情報を画像上に表示する機能を追加。
  • カメラで設定したアスペクト情報をトリミングに反映する機能を追加。
  • RAW現像ウインドウにトリミング機能を追加。
  • RAW現像ウィンドウと画像編集ウインドウでのプレビュー表示速度を改善。
  • キャッシュをクリアする機能を追加。
  • 「xD-ピクチャーカードパック」の「アート効果」を画像に適用したとき、正しく動作しない問題を修正。問題は編集ウインドウでアスペクト設定した画像に発生していた。
●Mac OS X用
  • E-30に対応。
  • カメラで設定したアスペクト情報を画像上に表示する機能を追加。
  • カメラで設定したアスペクト情報をトリミングに反映する機能を追加。
  • RAW現像ウインドウにトリミング機能を追加。
  • RAW現像ウィンドウと画像編集ウインドウでのプレビュー表示速度を改善。
  • キャッシュをクリアする機能を追加。
  • YouTubeへアップロード機能のうち、サーバ通信のインターフェイスを修正。


E-30レンズキット。レンズはZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 II

 なおオリンパスは、「muveeシアターパック」と「xD-ピクチャーカードパック」についてもそれぞれアップデータを27日に公開した。OLYMPUS Master最新版に対応する。

 E-30は、有効1,230万画素の4/3型ハイスピードLiveMOSセンサー、最大5段分のボディ内手ブレ補正機構、2.7型のフリーアングル液晶モニター、約5コマ/秒の連写機能などを搭載する。

 撮影時に9種類のアスペクト比を選択可能で、ライブビュー時だけでなく、光学ファインダー撮影時にも各アスペクト比を利用できる。ただし光学ファインダーには、アスペクト比にあわせた視野枠が表示されない。価格はオープンプライスで、ボディのみの店頭予想価格は15万円前後の見込み。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  ダウンロードページ
  http://www.olympus.co.jp/jp/support/cs/DI/COMMON/software/olm.cfm
  オリンパスE-30関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/11/08/9571.html

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( 本誌:折本幸治 )
2008/11/27 17:26
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