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ケンコー、中上級者向けカメラバッグ「アオスタ」の新製品


 ケンコーは、アオスタ(aosta)ブランドのカメラバッグ9製品を9月5日に発売する。

 新製品は、「Nuova aosta」(ヌオヴァアオスタ)と「aosta SPORT」(アオスタスポルト)の2シリーズ。ともに中上級ユーザーに向ける。PIE(フォトイメージングエキスポ)2008に参考出品していた製品。

 バッグ同梱のハガキでアンケートに答えると、10人に1人の割合で1,000円分のクオカードが当たるプレゼントを実施する。


Nuova aosta

 aostaブランドの最上位シリーズ。底部に厚めの衝撃吸収クッションを採用したほか、着脱式のレインカバーを底部に内蔵する。外装につやのあるサテン生地を採用し質感を高めた。


Nuovaシリーズは、つやのあるサテン地が特徴
●Rucksack(AOC-NU1-RK06)

 比較的大型のリュックタイプカメラバッグ。価格は4万2,630円。メイン収納部は1気室で、仕切り板によって自由に区切りを構成できる。大型のポケットを3面に設け、上部にハンドルを備える。

 収納例は、一眼レフボディ×2、望遠レンズ×2、標準レンズ×2、広角レンズ×2、クリップオンストロボ×1など。内寸は320×150×460mm(幅×奥行き×高さ、以下同)、外寸は440×240×520mm。重量は2,870g。


側面にポケットを備える 反対側にもポケットを装備

本格的なリュックと同様のベルトを装備 メイン収納部

フロント部のポケット 背負ったところ

●Shoulder(AOC-NU1-SH06)

 ショルダータイプのカメラバッグ。価格は3万5,490円。メイン収納部のほかに3つのポケットを備える。

 収納例は一眼レフボディ×1、望遠レンズ×2、標準レンズ×2、広角レンズ×2、クリップオンストロボ×1など。内寸は390×190×230mm、外寸は530×270×280mm。重量は2,100g。


左右とフロントにポケットを備える

Nuovaシリーズの特徴である、レインカバーを装着したところ 底面に鋲を備える

●Messenger(AOC-NU1-ME04)

 Shoulderより小型の肩掛け式カメラバッグ。価格は2万4,045円。

 収容例は一眼レフボディ×1、望遠レンズ×1、標準レンズ×1、クリップオンストロボ×1など。内寸は330×130×230mm、外寸は360×190×270mm。重量は1,170g。


フロントにポケットを装備

●Zoom(AOC-NU1-ZB04)

 一眼レフボディに標準レンズを装着した状態で収納するカメラバッグ。価格は1万9,740円。フロントとサイドにポケットを備える。内寸は180×130×195mm、外寸は250×200×235mm。重量は880g。



aosta SPORT

 よりカジュアル性を持たせ、カメラバッグらしく見えないデザインを採用したシリーズ。生地の織り方でドットを表現したほか、内部にブルー地を使用しイタリアのアオスタ地方の空の色を表現したという。また、ベルト状のエナメル素材をワンポイントとして採用した。


●Rucksack(AOC-SP1-RK02)

 望遠レンズ収納に対応したリュック型カメラバッグ。価格は2万2,575円。フラップ裏にメッシュポケットを備える。チェストベルト付き。

 収納例は一眼レフボディ×2、望遠レンズ×2、広角レンズ×2、クリップオンストロボなど。内寸は280×120×380mm、外寸は320×180×455mm。重量は1,100g。


背中部分にクッションを備える 内部。SPORTシリーズ共通の青色を採用

●Tote(AOC-SP1-TO06)

 トートバッグタイプの製品。価格は1万8,375円。前面と背面に雑誌などを入れられる大型ポケットを備える。簡易ショルダーベルトが付属する。

 収納例は一眼レフボディ×1、望遠レンズ×2、標準レンズ×1、クリップオンストロボなど。内寸は350×120×330mm、外寸は380×170×370mm。重量は1,010g。


大きめのポケット付き

●Shoulder(AOC-SP1-SH06)

 ショルダータイプのカメラバッグ。価格は2万2,575円。メイン収納部のフタはファスナー2列で開閉する方式。

 収容例は一眼レフボディ×1、望遠レンズ×1、標準レンズ×1、広角レンズ×1、クリップオンストロボ×1など。内寸は360×150×270mm、内寸は450×210×300mm。重量は1,260g。


フロントポケット

●Messenger(AOC-SP1-ME04)

 フラップ式のフタを備えたメッセンジャーバッグ。価格は1万6,800円。ショルダーベルトの長さ調節が容易なカムバックルを採用した。

 収容例は一眼レフボディ×1、望遠レンズ×1、標準レンズ×1、クリップオンストロボなど。内寸は370×100×230mm、外寸は400×150×275mm。重量は900g。



●Zoom(AOC-SP1-ZB04)

 標準レンズを装着した一眼レフボディが収納できる。価格は1万4,175円。バッグ本体に対して大きめのショルダーパッドを備える。

 内寸は170×90×220mm、外寸は210×140×250mm。重量は430g。



世界に通用するカメラバッグを目指す

ケンコー国内営業部営業企画宣伝課課長の佐藤肇氏
 同日都内で開催された発表会で、ケンコー国内営業部営業企画宣伝課課長の佐藤肇氏は、「デジタルカメラの普及に合わせて、カメラバッグの需要も増えている。アオスタのコンセプトを明確にして投入し、自社ブランドによるバッグビジネスを強化したい」と話した。

 ケンコー光機営業部光学1課でアオスタ担当リーダーの渡部裕也氏は、「2007年10月にプロジェクトを発足させて開発した。これまでのアオスタは比較的安価なラインを狙ってきたが、イメージを転換して世界で通用するカメラバッグを目指した」と説明。カメラバッグらしさを排除することや高級感を出すことに注力したという。

 また、ケンコー国内営業部営業企画宣伝課でアオスタ担当サブリーダーの田原栄一氏は、「大人のためのカメラバッグとして、デザインと機能を両立させた。場所や服装を選ばず、カジュアルでもスーツでも似合う。バリスティックナイロンを採用するメーカーが多い中、サテン地は荒くなく、つやによってスタイルがよく見える」と紹介した。

 ケンコー開発課デザイン室室長で、アオスタ担当サブリーダーの岩崎修氏は、「Nuovaのデザインのポイントとして生地の選択を第一に考えた。今までに無いものをということで、サテン生地を採用した。上品さがああり、ほかのカメラバッグとの大きな違いになる。また、ジッパーもメタル素材を採用しており、カメラバッグとしては珍しいのではないか。シンプルで機能的なバッグになった」と述べた。また、SPORTシリーズについては、「若々しいイメージを出した。エナメルのラインが新しい感覚になっている」と説明。「アオスタで、カメラバッグ業界に新しい風を吹かせたい」と意気込みを見せた。


「アオスタ」はイタリアの地名からの命名。イメージを一新し“新生aosta”として訴求する プロジェクトメンバー。右から田原栄一氏、渡部裕也氏、岩崎修氏、五十嵐一途氏(国内営業部東京営業所特販課課長、aosta担当サブリーダー)


URL
  ケンコー
  http://www.kenko-tokina.co.jp/
  製品情報
  http://www.kenko-tokina.co.jp/ecatalog/bag/aosta.html

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( 本誌:武石 修 )
2008/08/11 12:59
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