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Dxo、新現像エンジンを搭載した「DxO Optics Pro v5」

~ダスト除去ツールも新搭載

DxO Optics Pro v5 スタンダード版(写真は英語版です)
 仏DxOは1日(現地時間)、自動画像補正機能を備えるRAW現像ソフトの最新版「DxO Optics Pro v5」を発表した。日本語版の発売はWindows版が10月末、Macintosh版が11月末。対応OSはWindows版がXP/Vista、Macintosh版がMac OS X 10.4以降。

 価格はアマチュアおよびハイアマ向けデジタル一眼レフカメラおよびレンズに対応した「スタンダード版」が1万9,800円、スタンダード版に含まれるモデルと、プロ向けデジタル一眼レフおよびレンズに対応したエリート版が3万9,800円。アップグレード版はスタンダード版が1万1,250円、エリート版が1万4,500円。8月1日以降にDxO Optics Pro v4.5を購入したユーザーは、無償でv5へのバージョンアップが可能。なお、従来エントリーモデル対応として用意されていた「スターター版」は、v5ではラインナップしない。


スクリーンショット(写真は英語版です)
 DxO Optics Pro v5では新RAW現像エンジンを搭載し、ディテールの向上など高画質化を図った。また、RAWデータに直接ノイズ除去処理を施すことで、露光アンダー画像の画質が向上したとしている。さらに光学補正、露光補正など自動補正機能の最適化も行なった。

 画像を分析して複数のプロセッサで処理するなどの方法により、処理速度の高速化も実現した。v4に比べて最大4倍の速度向上を実現したという。

 撮像素子からのデータを画像に変換するデモザイク処理に、新開発のアルゴリズムを投入。隣接するピクセルだけでなく、離れたピクセルの情報も加味することで、軸方向の解釈ミスを無くした。これによりモアレ、ジャギー、偽色の低減を図った。

 ユーザーから多くの要望があったという「ダスト/汚れ除去ツール」を新たに実装した。マウスでダストまたは汚れをマーキングするだけで、自動的に画面を再構成しゴミ、汚れを取り除く機能。テンプレートを利用することで、1度実行した除去処理を複数枚の画像に自動で適用することもできる。

 ユーザーインターフェースも刷新を図り、ツールをライト、カラー、ジオメトリ、ディテールの4パレットに分割。フォトグラファーの実際のワークフローに合わせたという。なお、前バージョンと同じツール構成で使用することも可能。そのほか、プロジェクト機能やプリセット機能の強化も行なった。

 同社では、キヤノンEOS-1Ds Mark III/EOS 40D、ニコンD3/D300への対応をDxO Optics Pro v5発売後に行なうとしている。



URL
  DxO
  http://www.dxo.com/jp/photo
  告知ページ
  http://www.dxo.com/jp/photo/dxo_optics_pro/overview/version_5_coming_soon
  ソフトウェアトゥー
  http://www.swtoo.com/

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DxO、RAW現像ソフト「DxO Optics Pro」をバージョンアップ(2006/12/07)


( 本誌:武石 修 )
2007/10/02 16:01
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