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2007年第2四半期インクジェットプリンタ出荷は前年同期比減

~IDC Japan調査より

 IT専門調査会社のIDC Japanは18日、2007年第2四半期(4~6月)の国内インクジェットプリンタ市場動向を発表した。

 これによると、複合機と単機能機を合わせたインクジェットプリンタの出荷台数は、前年同期比2%減の131万台。同社では個人消費の動きがデジタル家電中心であったこと、プリンタの買い替えサイクルの長期化、主要メーカーの新製品が乏しい夏商戦だったこと、を要因としている。

 インクジェットプリンタ全体のうち、複合機は前年同期比7%増の88万8,000台、単機能機は前年同期比16%減の42万2,000台。複合機のシェアは68%となり、前年同期から6%増となった。同社では、今後も複合機の拡大傾向は続くものの、「そのペースは次第に緩やかになり、2010年に75%に達する」としている。

 A5サイズ以下のコンパクトフォトプリンタは、前年同期比29%増の8万5,000台。スタンドアロンで手軽に操作できることから、PCが苦手な年配層、主婦層に支持されているとしている。一方で、コンパクトフォトプリンタで7割のシェアを占めるインクジェット製品は伸び悩んでおり、昇華型製品が成長している。

 同社の柳沼綾氏は、「個人をとりまくプリント環境は多様化し、家電量販店やミニラボチェーン、オンライン上のフォトプリントサービスが、使いやすい機能と価格で提供されている。今後ベンダー各社が、機能やコスト等で如何にユーザーの利便性を明確に高めることができるかが、成長の鍵を握るだろう」と指摘している。



URL
  IDC Japan
  http://www.idcjapan.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20070918Apr.html


( 本誌:田中 真一郎 )
2007/09/18 18:59
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