リンクスインターナショナルは、米MICRODIA製のCF15種類を23日に発売した。価格はすべてオープンプライス。転送速度24MB/秒のXTRAPROシリーズ、12.3MB/秒のXTRAPlusシリーズ、7.8MB/秒のXTRAシリーズを用意する。
JIS保護等級8級相当の防水性能と、防塵性能を備えたCF。15Gの耐振動や2,000Gの衝撃に耐えるほか、高さ約1.5mからの落下テストもクリアしているという。
動作温度は-25~85度。読み書き消去サイクルは10万回、抜き差しサイクルは1万回以上可能で、MTBF(平均故障間隔)は100万時間としている。
消費電力を抑えるための省電力機能、不安定なブロックが発生した場合にそのブロックを使用しないブロックマネジメント機能、エラーを訂正するECC機能などを各シリーズ共通で搭載する。
NAND型フラッシュメモリには、読み書き速度、消費電力、耐久性に秀れるSLC(Single Level Cell)を使用。チップはSamsung製を採用した。
■ XTRAPROシリーズ
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XTCF160-G016
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転送速度24MB/秒のハイエンドモデル。店頭予想価格は、容量16GBの「XTCF160-G016」が20万8,800円前後(受注生産)、8GBの「同G008」が7万5,900円前後、4GBの「同G004」が3万1,800円前後、2GBの「同G002」が1万3,900円前後、1GBの「同G001」が6,900円前後の見込み。
独自の高速化技術EPM(Enhanced Processing Management)Technologyを採用し、高速転送を実現した。また、フラッシュメモリの各コントローラ機能を一体化することで、高速化を図っている。
メモリ上の物理アドレス空間と、論理アドレス空間のマッピングを行ない、記憶容量の状態を把握することで、高速なアクセスが可能という。さらに、転送時の遅延発生を抑えるマルチチャンネル機能を搭載した。
データの書き換えを均等に分散させる摩耗平滑化を行なうことで、書き換えが同じブロックに集中しないように制御するウェアレベリング機能を備え、書き換え寿命を伸ばしている。
国際永久保証が付く。
■ XTRAPlusシリーズ
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XTCF082-G016
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転送速度12.3MB/秒のミドルレンジモデル。店頭予想価格は、容量16GBの「XTCF082-G016」が12万9,600円前後、8GBの「同G008」が3万2,200円前後、4GBの「同G004」が1万5,700円前後、2GBの「同G002」が7,100円前後、1GBの「同G001」が4,000円前後の見込み。
上位モデルのXTRAPROと同様の、メモリマッピング機能、マルチチャンネル機能ウェアレベリング機能などを備える。
保証は国内のみの永久保証。
■ XTRAシリーズ
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XTCF052-G016
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転送速度7.8MB/秒のエントリーモデル。店頭予想価格は、容量16GBの「XTCF052-G016」が7万9,200円前後、8GBの「同G008」が2万1,000円前後、4GBの「同G004」が8,800円前後、2GBの「同G002」が4,900円前後、1GBの「同G001」が3,100円前後の見込み。
高速化機能を省くことで、コストを抑えたシリーズ。防水防塵機能や耐久性は上位モデルと同様。5年保証が付く。
■ URL
MICRODIA(英文)
http://www.microdia.com
リンクスインターナショナル
http://www.links.co.jp/
ニュースリリース
http://www.links.co.jp/html/press2/microdia_cf.html
( 本誌:武石 修 )
2007/06/25 14:07
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