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キヤノン、ストロボ「580EX II」などEOS用アクセサリー


 キヤノンはEOS用アクセサリーとして、外付けストロボ、ワイヤレストランスミッター、オリジナルデータセキュリティーキットを4月下旬より順次発売する。


外付けストロボ「580EX II」

 「580EX II」は同社製ストロボのハイエンドモデルとなる、ガイドナンバー58の外付けストロボ。価格は6万円で、4月下旬に発売される。

 2004年10月に発売された580EXの後継機種。新しい回路を採用したことで充電時間を約20%短縮したほか、充電時の高音を抑制した。

 また、35mm判より小さな画面サイズのデジタル一眼レフカメラに装着した際には、ストロボが画面サイズを認識して、レンズの有効画角に合わせて望遠側に自動的にズームし、最適な配光を行なう。さらに、色温度情報をカメラに伝えることで、ホワイトバランスを最適化することもできる。

 同時発表のEOS-1D Mark IIIでは、カメラの背面液晶モニターで各種設定を行なうことができる。

 露出制御方式はE-TTL II、E-TTL、TTL、自動調光、マニュアル発光。外部調光機能も搭載される。照射角は24~105mm。内蔵ワイドパネルにより14mmにも対応する。上4段階、下1段階、左右各6段階のバウンス機構を搭載する。ワイヤレスストロボ機能も備える。

 本体は防塵・防滴性を備える。また、別売の外部電源「コンパクトバッテリーパック CP-E4」、「オフカメラシューコード OC-E3」、「スピードライトブラケット SB-E2」も防塵・防滴構造となった。

 カメラへの固定はワンタッチロック機構に変更され、取り付け、取り外しがしやすくなった。また、電池室の蓋も開閉がスムーズになると同時に、不用意に開くのを防ぐように改良された。さらに、ストロボ接点のピン形状を変更したり、取付脚を金属にするなどの改良も加えられている。

 本体サイズは76×117×137mm(幅×奥行き×高さ)、重量は405g。電源は単3アルカリ乾電池4本で、ニッケル水素充電池、リチウム電池も使用可能。アルカリ乾電池使用時の発光可能枚数は約100~700回。


ワイヤレストランスミッター「WFT-E2」

 「WFT-E2」は同時発表のEOS-1D Mark III専用のファイルトランスミッター。価格は10万円で、5月下旬より発売される。

 IEEE802.11b/gと、Ethernetに対応する。無線LANでの通信距離は約150m。FTPで画像を転送できるほか、PCの専用ソフトからカメラ操作が可能な「PTP」、PCのWebブラウザからカメラ操作ができる「HTTP」モードを備える。ネットワークへの接続設定用にウィザードを備えるほか、ネットワーク検出機能も搭載する。

 撮影画像を即時に転送するほかに、カメラの背面液晶モニターで選択した画像を転送したり、液晶モニターに表示している画像をSETボタンを押すことで転送することもできる。

 また、31文字15種類のキャプションをあらかじめ登録でき、転送時に画像に付加することができる。


WFT-E2 EOS-1D Mark IIIに装着したところ

 USBホスト機能を搭載しており、外付けHDDやUSBメモリをカメラの記録メディアとして使うことができる。接続した機器は、EOS-1D Mark IIIのCFやSDHC/SDメモリーカードと同様に、同一画像の同時書き込みや、JPEGとRAWの振り分け書き込み、記録メディアの空き容量が無くなった場合の自動切換えが可能。

 さらにGPS機器をUSB接続し、位置情報や協定世界時を画像に付加することができる。

 電源はカメラ本体から供給される。WFT-E2使用時には、EOS-1D Mark IIIのCIPA準拠撮影可能枚数が、常温(23度)で約1,400枚に、低温(0度)で約1,000枚になる。無線LAN使用時やUSB機器接続時は、撮影可能枚数が減少する。

 本体サイズは26×29×90mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約75g。


オリジナルデータセキュリティーキット「OSK-E3」

 「OSK-E3」は、画像が加工された形跡をチェックし、画像の信憑性を検証するキット。価格は8万円で、5月下旬より発売される。対応機種はEOS-1D Mark III/Mark II N/Mark II、EOS-1Ds/Mark II、EOS 5D/30D/20D/20Da。

 ソフトウェアとオリジナルデータセキュリティカード OSC-128M、OSカードリーダー/ライターで構成される。

 EOS-1D Mark IIIで使用する際は、WFT-E2にGPS機器を接続することで位置情報を検証することができる。

 また、EOS-1D Mark IIIのSDメモリーカードスロットにOSC-128Mを装着しておくと、CFに記録される画像やPCに転送される画像に、自動的に暗号化を行なう。画像を復号するには、同じ認証情報を持ったOSC-128Mが必要になる。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  ニュースリリース
  http://cweb.canon.jp/newsrelease/2007-02/pr-580ex2.html
  製品情報(580EX II)
  http://web.canon.jp/Imaging/speedlite-j/
  製品情報(WFT-E2)
  http://web.canon.jp/Imaging/wft-j/wft-e2/
  製品情報(OSK-E3)
  http://web.canon.jp/Imaging/osk-j/osk-e3/


( 本誌:田中 真一郎 )
2007/02/22 20:24
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