日本サムスンは22日、都内で開催したディーラー向けのディスプレイ説明会に、Adobe RGB対応ディスプレイ「SyncMaster XL20」を参考出品した。発売は10月下旬の予定。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16万円前後の見込み。
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SyncMaster XL20
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キャリブレーションツール「Huey」のセンサー
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XL20の24型モデル「XL24」も参考展示。発売は2007年上期の予定で、価格は未定
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XL20は、バックライトにLEDを採用したAdobe RGB対応の20.1型ディスプレイ。キャリブレーションツールとして、GretagMacbethの「Huey」と専用のキャリブレーションソフト「Natural Color Expert」を同梱する。また、アルミ製の遮光フードも付属する。
説明会の中で、同社デジタルプロダクツ事業部 DMA営業チームの宮田隆次長は、「バックライトにLEDを使用することで、一般的な冷陰極管のものより色域が約40%広がった。」と述べ、それによってAdobe RGBに対応することができたとした。またLEDについて、10万時間以上を実現するという寿命や、水銀、ハロゲンなどを含まないなどのメリットを述べた。
最大解像度は1,600×1,200ピクセル。表示色数は1,677万色。視野角は水平、垂直とも178度。輝度は250cd/平方m。コントラストは1,000:1。応答速度は8ms。入力端子はDVI-DとDVI-Iが各1つ。アップストリーム×1、ダウンストリーム×2のUSB 2.0対応ハブを内蔵する。
本体サイズは448×220×390.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.6kg。
Adobe RGBは、米Adobe Systemsが定義する色空間で、現在一般的なディスプレイで採用されているsRGBより広い色域を持つ。Adobe RGB対応のディスプレイでは、同色空間で記録したデジタルカメラの画像を正確に表示できる。これまで一般的な販路で入手するには、実売価格で70~80万円前後の製品しか選択肢がなかった。
■ URL
日本サムスン
http://www.samsung.com/jp/
( 本誌:武石 修 )
2006/09/22 21:12
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