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市川ソフト、SILKYPIX 3.0 β版を公開

~製品版は9月下旬に発売

SILKYPIX Developer Studio 3.0 β版
 市川ソフトラボラトリーは21日、汎用RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」の次期バージョンとなる「3.0」のβ版を、同社Webサイトで無償公開した。現行SILKYPIXのユーザーかどうかにかかわらず誰でも使用可能。試用期間はインストールから30日間。また、試用期間が残っていても9月30日以降は使用できない。

 対応OSはWindows Me/2000/XP、Mac OS X 10.2以降。なお、Macintosh版はIntel製プロセッサに対応する。

なお、製品版となる「SILKYPIX Developer Studio 3.0」の発売日を9月下旬とした。

 SILKYPIX 3.0 βでは高速、高画質化した新現像エンジンを採用したほか、JPEG/TIFF画像をRAWデータに変換してからレタッチ処理を行なうことで、高画質な画像が得られる「SILKYPIX RAW Bridge」を搭載した。

 また、撮像素子の捕らえたDレンジ情報をもとにハイライト部分の階調圧縮を行なう「ダイナミックレンジコントローラー」を搭載した。通常の現像では出力されない入力データの白点から、撮像センサーの飽和レベルまでのデータを圧縮し出力するもの。さらに、センサー飽和レベル以上のデータも輝度予測ロジックによりデータ補完し、出力することができる。

 「倍率色収差補正ツール」は、レンズに入射した光の波長の違いにより画像周辺のエッジ部分に発生する色付きを補正する機能。補正したい領域を指定すると自動で補正ができる。

 あらかじめ登録してある青空、ポートレート、レッドエンハンサー、風景などのパラメータを呼び出す「SILKY Taste」を搭載。適用することで、シーンごとに最適な現像が行なえるという。

 「ピュアディテール」は、従来のシャープ処理よりも強い効果を得ることができる新型のシャープ処理。輪郭部分や細やかな部分のディテールを向上させることが可能になった。

 ハニカムCCDの現像にも対応し、高ダイナミックレンジ処理やダイナミックレンジ拡張などの機能が使用できる。対応機種は、富士フイルムの「FinePix S2Pro」と「同S3Pro」。

 そのほか、画面デザインの変更、、アンシャープマスク、サムネイルとプレビューを同時に表示する「コンビネーション表示」、ユーザーが作成した現像パラメータを登録できる「ユーザープリセット機能」、1枚の用紙に複数コマを印刷するコンタクトシート印刷などの機能が加わった。



URL
  市川ソフトラボラトリー
  http://www.isl.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/beta/index_beta.html
  ダウンロードページ
  http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/beta/sakura/download_sakura/

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( 本誌:武石 修 )
2006/08/22 14:37
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