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市川ソフトラボラトリー、次期SILKYPIX開発テスト版「SAKURA」を公開

~新エンジンで高ダイナミックレンジ化、CCDハニカムにも対応

SILKYPIX Developer Studio SAKURA
 市川ソフトラボラトリーは、「SILKYPIX Developer Studio」の開発テストバージョン「SAKURA」を公開した。現行の2.0、または1.0のユーザー、加えて富士フイルム製「FinePix S2 Pro」と同「S3 Pro」のユーザーが試用可能。Windows用とMacintosh用が無償でダウンロードできる。試用期限は5月31日まで。

 次期バージョンに向けての開発テスト版で、2.0とは異なる新現像エンジンを搭載。高速化と高階調化を実現したという。Macintosh用はIntelMacにも対応している。

 さらに、要望の多かったというFinePix S2 Pro/S3 Proに対応した。「スーパーCCDハニカムSR IIセンサー」の特性を活かした機能の搭載が可能になるという。例えばS3 Proでは、白トビ領域内部に存在する2EV以上の高輝度情報を活かすことで、ディテールや色彩の復元が可能としている。

 加えて、S3 Proにおいてダイナミックレンジモード「WIDE」で撮影した画像の場合、ハイライト部分の階調圧縮を行なう「ダイナミックレンジコントローラ」が利用できる。シャドーを持ち上げつつ、ハイライトの白トビを抑えた現像が行なえる。

 「ハニカム解像度プラス」もスーパーCCDハニカムSR IIの特性を活かした機能。低感度用のR画素の情報を解像に使用することで、最大1.5倍の解像度を実現するという。

 なおSAKURAでは、FinePix S2 Pro/S3 Pro以外の機種でも「ダイナミックレンジコントローラ」が利用できる。最大1,600%までのハイライト圧縮が可能。また、.CR2ファイルに含まれる無効画素(周辺の黒フチ)を除外して処理するようになった。



URL
  市川ソフトラボラトリー
  http://www.isl.co.jp/
  ダウンロードページ
  http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/beta/index_sakura.html


( 本誌:折本 幸治 )
2006/04/14 12:56
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