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日本HP、顔料インクのA3ノビプリンタ「Photosmart Pro B9180」

~カラーキャリブレーション機能を搭載

 日本HPは、顔料インクを採用したA3ノビプリンタ「Photosmart Pro B9180」を、6月中旬より発売する。同社直販価格は69,930円。対応OSはWindows 2000/XP、Mac OS X 10.3.x~。64bit版のWindows XPやIntelプロセッサを搭載したMacintoshにも対応する。

 2月に米国で開催された「PMA2006」で発表された製品の日本正式発表。「コング」のコードネームで開発された製品で、「プロ・フォトグラファー向けハイエンドプリンタ」とされている。

 正確な色再現を実現するために「濃度式クローズドループカラーキャリブレーション機能」を搭載。同機でプリントしたパターンを内蔵センサで読み取り、個体差や経年変化による色ズレを防ぐ。

 また、「新静電式ドロップ検出システム」によりノズルの目詰まりを検知し、目詰まりが発見された場合は他のノズルで代替したり、他社製同クラス製品比約2倍の大容量インクタンクを採用することで、インクの交換回数を減らすなど、プロユースにおける信頼性と利便性を向上させている。

 インクは8色構成の新開発のVivera顔料インク。フォトブラックとマットブラックを同時にキャリッジに搭載することで、用紙によるインク交換を不要としている。顔料粒子を包むレジンコートにマイナス電荷をかけることで、顔料の沈殿を防ぎ、インクを均質に保つ。

 新インクに合わせて「新HPアドバンスフォト用紙」、「HP Hahnemuhle(ハーネミューレ) Smooth Fine Art Paper」、「HP Hahnemuhle Watercolor Paper」を用意。これらとの組合せで200年以上の耐光性を実現している(Wilhelm Imaging Researchによるガラス下耐光試験による)。Hahnemuhleは独の有名用紙ブランドで、他社プリンタの用紙としても採用例があるが、Smooth Fine Art PaperはHP専用の265g/平方mの斤量となっている。なお、従来の膨潤型用紙には対応しない。

 付属ソフトは、Photoshopからの出力に使用する「Photosmart Pro Printプラグイン」、ICCプロファイル管理ツールの「Color Center」などが付属。別売オプションでソフトウェアRIP「EFI Designer Edition for HP」が3万円前後で発売される。

 解像度は4,800×1,200dpi。ノズル数は各色1,056。インク滴はフォトブラック、ライトグレー、ライトマゼンタ、ライトシアンが4pl、マットブラック、シアン、マゼンタ、イエローが6pl。

 印刷速度はモノクロが28ppm、モノクロ/カラー混在が26ppm。前面給排紙設計で、A3ノビに対応した用紙カセットを備える。特殊用紙トレイでは、厚さ1.5mmまでの用紙を使用可能。

 USB 2.0とEtherntを搭載。本体サイズは676×429×234mm(幅×奥行き×高さ)、重量は17.1kg。



お問い合わせ先
  カスタマー・インフォメーションセンター
  Tel.03-6416-6660
 


URL
  日本HP
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-073.html


( 本誌:田中 真一郎 )
2006/03/22 13:48
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