ガートナージャパン株式会社は21日、2005年1~6月の日本プリンタ市場出荷調査結果を発表した。
発表によると、出荷台数は378万台(前年同期比14.2%増)、出荷金額は1,716億1,100万円(前年同期比7.0%増)。
同社では成長の理由を、インクジェット複合機の増加としている。インクジェット全体の出荷台数に占める複合機の割合は43.2%。単機能機は減少したが、複合機がカバーした。
また、A6サイズのフォトプリンタの出荷が急速に増加しており、単機能機の出荷台数の12.1%を占めた。
ページプリンタ市場ではモノクロが減少したものの、カラー機が増加したため、前年同期比2.4%増となった。ただし、カラー機の増加率は低下しており、小型化やランニングコストの低下がなされなければ、カラー機の急速な増加は難しいとしている。
なお、出荷台数の80%以上はインクジェットプリンタとなっている。
メーカー別シェアは、エプソンが144万3千台、38.2%で首位、キヤノンは136万6千台、36.1%で2位となり、前年同期と逆転した。3位以下はHP、ブラザー、リコーなどが続く。
2005年全体は、2004年のマイナス成長から、わずかながらプラスに転じるとした。出荷台数は780万台になるが、出荷金額は価格の低下傾向を反映して、2004年を下回る3,558億円。また、単機能機から複合機へのシフト、フォトプリンタの増加を予測している。
■ URL
ガートナージャパン
http://www.gartner.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.gartner.co.jp/press/pr20050921-01.pdf
( 本誌:田中 真一郎 )
2005/09/21 18:04
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