キヤノンは、ハイエンド向けフラットベッドスキャナの新製品「CanoScan 9950FV」を9月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は45,000円前後の見込み。
あわせて、下位モデルの「CanoScan 8400FV」を10月中旬に、「CanoScan LiDE 500FV」を9月下旬に発売。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は8400FVが26,000円前後、500FVが2万円前後と見られる。
|
|
|
CanoScan 9950FV
|
CanoScan 8400FV
|
CanoScan LiDE 500FV
|
それぞれ2004年9月発売の「CanoScan 9950F」および「CanoScan 8400F」、2月発売の「CanoScan LiDE 500F」の後継機種。いずれも本体性能に大きな変更はなく、添付ソフトにWindows用ファイリングソフト「ファイル管理革命Lite」が加わった。同ソフトはパナソニック ソリューションテクノロジー株式会社の製品で、JPEG、PDFなど各種ファイルなどを一括してサムネール表示するもの。検索機能を搭載し、画像編集ソフトやOCRソフトとも連携できる。
また、PDFファイルの作成時に「傾き補正機能」が利用可能になった。さらに、大きな原稿を合成する「画像貼り合わせ機能」において、後から読み取った画像の180度回転が可能になった。誤って反対にスキャンした場合でも対応できる。
CanoScan 9950FVは、読み取り階調48bit(各色16bit)、光学解像度4,800×9,600dpiのハイエンドモデル。6ラインカラーCCDの「Canon's Hyper CCD IV」や非球面レンズ「新Super Toric Lens」を採用し、カラーでの読み取り速度は11ms/line。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.2以降(10.2.7は保証外)。
反射原稿はA4サイズまで対応。さらに透過原稿ユニットを装備すれば、スリーブ時30コマ、マウント時12コマの35mmフィルムを連続スキャンできる。ブローニーの場合は6×4.5cmから6×22cmまでを2枚同時にスキャンでき、4×5インチにも対応する。インターフェイスはUSB 2.0とIEEE 1394。本体サイズは290×509×128mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.8kg。
CanoScan 8400FVは、読み取り階調48bit(各色16bit)、光学解像度3,200×6,400dpi。センサーは6ラインカラーの「Canon's Hyper CCD III」で、カラーでの読み取り速度は10.8ms/line。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.2以降。10.2.7もサポートする。
A4サイズまでの反射原稿に対応。また、透過原稿ユニットにより、35mmフィルムならスリーブ時12コマ、マウント時4コマの連続スキャンが行なえる。6×22までのブローニーの読み取りも可能。4×5には対応していない。インターフェイスはUSB 2.0。本体サイズは278×500×122mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.4kg。
CanoScan LiDE 500FVは、本体を立てたままスキャンできるLiDE 500Fの後継機。センサーはインラインのCISで、階調は各色16bit、光学解像度2,400×4,800dpi。カラーでの読み取り速度は20.7ms/line(2,400dpi時)。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.2以降。10.2.7にも対応する。
最大スキャンサイズはA4。「フィルムガイド」および「フィルム用光源ユニット」の併用で35mmフィルムのスキャンにも対応する。ただしスリーブのみ。本体サイズは280×397×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2kg。
■ お問い合わせ先
お客様相談センター
Tel.050-555-90021
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2005-09/pr-cs9950fv.html
【2004年9月8日】キヤノン、ハイエンド向けフラットベッドスキャナ「CanoScan 9950F」(PC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0908/canon.htm
■ 関連記事
・ キヤノン、立てて使える薄型フラットベッドスキャナ「CanoScan LiDE 500F」(2005/02/02)
( 本誌:折本 幸治 )
2005/09/08 16:07
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|