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Photosmart 8753
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日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、A3ノビ対応のインクジェットプリンタ「Photosmart 8753」を5月より発売する。価格はオープンプライスだが、同社直販価格は6万円前後の見込み。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.5/10.2.x/10.3.x。
米国で開催中のPMA 2005で、「Photosmart 8750」として発表された製品を日本国内でも正式発表した。
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に加え、ライトシアン(c)、ライトマゼンタ(m)、フォトブルー(B)、ライトグレー(g)、ダークグレー(G)、フォトブラック(k)の9色のインクを使用。フォトブルーを加えることで、表現可能な色空間が従来より広がったとしている。
カートリッジ構成はCMY、cmB、gGkの3カートリッジ。各色200ノズルを備える。日本初の9色インク採用機となる。
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液晶を備えるがモノクロ。画像は表示できない
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メモリカードスロットを備える
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Ethernetを標準で搭載する
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印刷解像度は4,800×1,200dpi。印刷速度はモノクロで最大19ppm、モノクロ/カラー混在で最大18ppm。対応用紙はL判からA3ノビ。4辺フチなし印刷も可能。
インターフェイスは、USBとEthernetを搭載。別売オプションでBluetoothアダプタが用意される。PictBridgeにも対応する。またダイレクトプリント用のカードスロットを装備。対応するカードはCF/メモリースティック/メモリースティックPRO/SDメモリーカード/MMC/xDピクチャーカード。
本体サイズは643×398×203mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.8kg。
■ 低価格複合機「PSC 1610 All-in-One」
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PSC 1610 All-in-One
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低価格複合機「PSC 1610 All-in-One」は3月9日に発売される。価格はオープンプライスだが、同社直販価格は15,960円前後の見込み。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.5/10.2.x/10.3.x。
スキャナとカードスロットからのダイレクトプリント機能を備える複合機。印刷解像度は4,800×1,200dpi。印刷速度はモノクロで最大23ppm、モノクロ/カラー混在で最大18ppm。対応用紙は最大A4。
スキャナ部のセンサーはCIS。光学解像度は1,200×4,800dpi。最大補間解像度は19,200dpi。対応原稿サイズは最大A4またはレターサイズ。1,200×1,200dpiでのコピー機能も備える。
インターフェイスはUSB。ダイレクトプリント用のカードスロットを装備する。対応するカードはCF/スマートメディア/メモリースティック/メモリースティックPRO/SDメモリーカード/MMC/xDピクチャーカード。
本体サイズは440×284×172mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.5kg。
■ インクを「Vivera」ブランドに、期間限定低価格パックも用意
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フォトバリューパック6色
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同社製プリンタ用インクカートリッジを「Vivera」(ヴィヴェラ)ブランドに統一。既存製品対応カートリッジも今後は「Vivera」を名乗る。
Viveraは「Viva(賞賛)」、「Vera(真実)」、「Era(年代)」の3つのラテン語を組み合わせた造語で、色再現性と保存性を表すとしている。
また、写真印刷用のL版用紙とインクカートリッジをセットにした「フォトバリューパック」を、8月までの期間限定で発売する。
「フォトバリューパック6色」はHP135(3色インク)、HP138(フォトカラー)の2つのカートリッジと、HPプレミアムプラスフォト用紙L判170枚のパック。3月9日から、3,990円で発売される。インクと用紙代を合わせたコストが、1枚あたり約23円となる。
「フォトバリューパック3色」はコンパクトプリンタ「Photosmart 325」専用の製品。3色インクカートリッジのHP700と、HPプレミアムプラスフォト用紙L判170枚のパック。3月11日から、3,402円で発売される。インクと用紙代を合わせたコストが、1枚あたり約20円となる。
■ URL
日本HP
http://www.jpn.hp.com/
ニュースリリース
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-054.html
■ 関連記事
・ 【PMA 2005】HP、A3ノビ9色フォトプリンタ「Photosmart 8750」を発表(2005/02/24)
( 田中 真一郎 )
2005/02/24 18:37
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