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BCN、年末に向けたインクジェット市場動向を発表

~トップシェアはキヤノンが単体機、エプソンは複合機で住み分け

 株式会社BCNの市場調査部門であるBCN総研は12日、8~10月のインクジェットプリンタ店頭市場動向を発表した。インクジェットプリンタ全体では、8~10月ともシェア1位はキヤノン、複合機ではエプソンのシェアが上昇している。

 同調査は全国のPC専門店、家電販売店17社の計1,491店舗の日次販売データをもとにしたもの。それによると、インクジェットプリンタ市場全体では前年水準を下回るものの、新製品が投入された10月の第1週をボトムに増勢傾向で推移している。特に複合機の伸びが目立つ。


インクジェットプリンタ全体の販売動向(8月第1週を100とした指数)

 インクジェット全体では二桁台のマイナス成長が続いており、その中で主要メーカーの前年比伸び率に対する寄与度(前期の全体値÷当期の増減)をみると、9月、10月でプラスに寄与したのはキヤノン。シェアも8月が57.5%、9月が56.9%、10月が60.2%と上昇している。一方エプソンは8月38.6%、9月39.6%、10月35.7%と拡大が見られない。


インクジェットプリンタ主要メーカー別販売数量シェア

 ただし、複合機ではエプソンがシェアを伸ばしており、8月37.9%、9月39%、10月52.7%と、新機種の出た10月に大きくシェアを獲得した。キヤノンが複合機、単体機の全体で手堅くシェアを堅持する中、エプソンの複合機へのシフト傾向がうかがえる。同調査報告では「両社の販売スタンスの違いが反映された動き」と解説している。2位の日本HPは8月34.9%、9月26%、10月21.3%と縮小傾向。キヤノンは8月19.7%、9月22.3%、10月17.3%で推移している。


複合機主要メーカー別販売数量シェア


URL
  BCN総研
  http://ranking.computernews.com/
  ニュースリリース
  http://ranking.computernews.com/marketview/marketview.htm


( 折本 幸治 )
2004/11/12 20:04
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