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複合型ショールーム「エプソンスクエア丸の内」がオープン
フォトギャラリー「エプサイト」もリニューアル
2019年5月30日 20:34
エプソン販売株式会社は5月30日、ショールーム「エプソンスクエア丸の内」の営業を開始した。
東京・新宿にあった「エプソンスクエア新宿」、「スクエアアネックス」、「エプソンイメージングギャラリーエプサイト」をひとつに統合し、東京都千代田区・丸の内へ移転した施設で、セイコーエプソン株式会社が展開しているプリンター事業をはじめ、PC、プロジェクター、時計、ロボティクスなど、コンシューマ/ビジネス問わず各分野の製品を幅広く展示している。
1階のギャラリースペースでは現在、企画展として佐藤健寿写真展「WUNDER II」を6月27日まで開催中。白壁でかつ入口ガラス戸からの外光を取り入れた設計となり、旧エプサイトに比べると明るく開放的な雰囲気になった。
2階にはプライベートラボが旧エプサイトから移転されている。予約制のプライベートラボは、作品出力用の大判プリンターが有料で利用できる。利用可能時間は午前・午後合わせて最大約7時間。
プリントセミナーなどで活用される予定のセミナールームも設けられている。
なお1階では家庭用フォトプリンターのほか、インクジェットプリント用紙、業務用複合機、「Orient Star」や「Smart Canvas」などの時計製品、「Moverio」といったARグラスなどを展示。2階には水性顔料インク、エコソルベントインク、昇華転写インク、捺染顔料インクなどを使う大判プリンターを中心とした業務用途の製品が一堂に並ぶ。
2階の大部分を占めるのが業務用プリンターのデモをメインとしたプロダクションゾーン。
製品を単独で並べるだけでなく、例えばビジネスゾーンのSOHO向け展示などでは、複数の製品を使用した例などもわかりやすく示していた。
特徴的だったのは、プロジェクションマッピングが積極的に使われていたこと。SOHOや店舗、教室を模したブースを用意して、同社プロジェクター製品の活用事例や様々なアイディアを提案している。エントランスの形状に合わせてプロジェクションマッピングで映像を流す演出もなされていた。
内覧会ではセイコーエプソン株式会社代表取締役社長の碓井稔氏が登壇。エプソンスクエア丸の内で同社が展開しているほぼすべての製品を一堂に展示し、総合的なショールームとした点に関して「これからの環境やイノベーションに対する私どもの取り組みを発信するとともに、皆様と一緒に新しい価値をつくる活動をしていきたい。そんな思いでこの場を作り上げました」と意気込みを語った。
エプソンスクエア丸の内を構成する各ゾーンの説明を行なったのは、エプソン販売株式会社代表取締役社長の鈴村文徳氏。展示の見どころとして、オフィス向け製品を展示・試用できる「ビジネスゾーン」に設置している"水を使わない"オフィス向け製紙機「PaperLab」と、時計の製造に関連した微細加工技術を活用したロボティクスのブースを挙げ、同社が擁する広範な分野の技術を体感できる場である点を強調した。
「エプソンスクエアは、1994年の開設以来、ちょうど今年で25年の節目。このたび、エプソンの持っている色々な技術をしっかりと体感していただける場として、製品を集結し、リニューアルオープンいたしました。4つのゾーンは幅広い範囲でエプソンの技術を体感できる場ではありますが、単にモノを見せるだけではなく、より多くのお客様にしっかり体験していただき、ひいては自社だけでなくパートナーのみなさんと一緒にオープンイノベーションを起こしていきたいと考えています」(鈴村文徳氏)
施設名称
エプソンスクエア丸の内
住所
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F、2F
営業時間
10時00分〜18時00分(ビジネスゾーンとプロダクションゾーンは17時00分まで)
休館日
毎週日曜および指定の休館日(ビジネスゾーンとプロダクションゾーンは土、日、祝休館)