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エプサイト、丸の内移転後初の公募を開始

6月15日まで受付

エプサイトギャラリーが所在するエプソンスクエア丸の内(5月30日オープン)。

エプソンが運営する写真ギャラリー「エプサイトギャラリー」は5月15日、移転後初となる公募展作品の募集を開始した。

エプソンは新宿エリアに分散していたショールーム機能を「エプソンスクエア丸の内」に集約し、5月30日より営業を開始する。新宿三井ビルディング内に所在していたエプサイトギャラリーもその流れに合わせ、丸の内への移転が決まっている。5月30日からは、こけら落としとして佐藤健寿写真展「WUNDER II」が開催される。

今回の公募展作品募集は2019年度の公募という位置付け。第1期、第2期の2回にわけて行われる。

・第1期募集:5月15日〜6月15日
・第2期募集:10月1日〜10月31日

第1期の作品受付は、郵送が5月15日〜6月15日、持ち込みが5月31日〜6月15日。選考結果の通知は7月中旬ごろ行われる。展覧会は2019年11月上旬から2020年3月下旬にかけて実施される。

なお、エプサイトギャラリーで行われた公募展のうち、最も優れた展覧会に半期に1度贈られる「epSITE Exhibition Award」という賞がある。5月17日、第3回「epSITE Exhibition Award」に、柴田慶子さんの写真展「聞き写し 春日」が選ばれた。選考委員は上田義彦氏、速水惟広氏。

岐阜県の山村、揖斐郡揖斐川町(旧春日村)に通い、その地にまつわる話を地元の古老に聞き、記録した作品。写真作品、プロジェクターによるスライドショー、テキストを組み合わせ、山村に息づく歴史や伝説の気配を表現した。

柴田慶子写真展「聞き写し、春日」

本誌:折本幸治