ニュース

ナビタイムの台湾旅行者向けアプリ「Taiwan Travel」。交通網と観光地をカバー

4,869路線のバス位置を追跡して「バスいつ来る?」問題を解決

株式会社ナビタイムジャパンは、台湾観光ナビゲーションアプリ「Taiwan Travel by NAVITIME」を8月19日(火)に公開した。iOSとAndroid版を用意。当面は無料で提供する。

台湾全土の鉄道やバスなど、公共交通機関と徒歩ルートを組み合わせたルート検索が可能。リアルタイムのバス位置情報、周遊パスの優先ルート検索、観光ガイドを日本語、中国語繁体字・簡体字、韓国語、英語で利用できる。

効率的なルート検索と詳細な観光スポット情報が得られるため、限られた時間で巡る台湾撮影旅行などの計画立案に役立ちそうだ。

台湾は鉄道や路線バスなど公共交通網が発達し、旅行者向けの周遊パスも多数発行されている。一方で案内表示が中国語繁体字中心で、路線バスに固定の時刻表がない場合も多く、外国人旅行者には利用のハードルが高いのが課題という。

台湾全土の地図・ルート検索、AI画像認識による電光掲示板の行き先確認機能「Check&Ride」を搭載。バス位置情報は台湾全土のバス会社をカバーし、4,869路線に対応する。台湾では道路渋滞によるバス遅延が頻発し、固定時刻表のない路線も多いため、リアルタイム情報で「バスがいつ来るか分からない」といった不安解消を狙う。

14種類の鉄道周遊券に対応した、優先ルート検索を提供。台湾高鉄周遊券、台北無限周遊パス、桃園空港MRT往復チケットなどが対象で、連携サービス経由での予約、購入もできる。

観光情報では29万件のスポットから行き先を検索でき、「グルメ」「ショッピング」「ビューティー」などカテゴリ別の検索も可能。基本情報や公共交通機関の乗車方法といったハウツー記事も掲載し、旅行前の準備段階からサポートする。

本誌:佐藤拓