写真展告知
東京・丸の内のエプサイトギャラリーが5月3日(土)で営業終了
活動は継続 最後の写真展「エプサイトギャラリー感謝祭」が開催中
2025年5月2日 12:03
東京・丸の内の写真ギャラリー「エプサイトギャラリー」が5月3日(土・祝)をもって閉廊する。それに伴い、写真展「エプサイトギャラリー感謝祭 ~写真のチカラ・プリントのチカラ~」が開催中だ。
営業終了はギャラリーが所在する「エプソンスクエア丸の内」の閉館に伴うもの。2019年5月、エプソングループの情報発信拠点としてオープンした「エプソンスクエア丸の内」に、写真ギャラリーおよびプライベートラボの機能を持つ「エプソンイメージングギャラリー エプサイト」(当時は新宿に所在)が合流。コロナ禍を経て現在まで展覧会の開催を重ねてきた。
自分の写真がギャラリーに…「エプサイトギャラリー感謝祭」
開催中の「エプサイトギャラリー感謝祭」は、「epSITE Gallery Review」と題した企画展をメインとしている。2019年以降に写真展をここで開催した、著名な作家の作品を展示している。
出展作家
上田晃司、大西みつぐ、大和田良、岡嶋和幸、喜多規子、コムロミホ、佐藤健寿、竹下光士、丹地保堯、中井精也、西本喜美子、三好和義、ゆ~とび
さらに展示壁の1面を利用して、来場者の写真作品をプリントして展示する企画もある。“ミライにつなぐ「感動の一枚」展”と名付けられたその企画は、自身が撮影した写真データをエプサイトギャラリーでプリントしてもらい、そのうち1枚がギャラリー内に飾られるというものだ。予約不要で料金無料。
写真データはエプソンの写真用プリンターで出力してもらえる。プリンターの実力を自分のデータで知ることができる上、本物のギャラリーに自分の作品が飾られるという希有な体験ができる。
今後も写真プリントを提案
エプサイトギャラリーは1998年に東京の新宿三井ビルでスタートし、2019年に丸の内に移転。26年間の活動を通じて多くの作家の個展や、プリンターメーカーならではのユニークな企画展を開催してきた。
この場を活用した取り組みはいったん終了するが、エプソン販売としては今後も写真文化を応援する企画を続けるという。
関係者を招いた懇親会の場で、エプソン販売株式会社マーケティング本部PホームMD部の愛宕悠介部長は、「決してフォトの活動をやめてしまうわけではなく、形を変えながら活動を続けていきたい。ペーパーレスがポジティブに扱われ、体験価値もSNS上で終わってしまう時代。だからこそ、プリントするというアナログの価値はこれからもあり続ける。新たなチャレンジに取り組んでいきたい」と表明。
エプソン販売株式会社マーケティング本部の福田雄一郎副本部長も、「今後はお客様にこの業界を盛り上げてもらえるような、エプソンらしく楽しい新たな企画を展開していきたい」と述べた。
「エプサイトギャラリー感謝祭 ~写真のチカラ・プリントのチカラ~」開催概要
会期
2025年4月30日(水)~5月3日(土・祝)
時間
11時00分~18時00分
会場
エプソンスクエア丸の内