特別企画
ロモグラフィーの新しいインスタントカメラ「Diana Instant Square」を触ってきました
チェキスクエアフィルムがノスタルジックな写りに
2018年7月27日 17:00
ロモグラフィーから新しいカメラが登場しました! その名も「Diana Instant Square」(ダイアナ・インスタント・スクエア)。
根強い人気のアナログカメラ「Diana F+」と、最近発売されたインスタントカメラ「Lomo's Instant Square」を組み合わせたようなカメラです。
Diana F+……アクセサリーレンズを交換式できる中判フィルムカメラ。
Lomo's Instant Square……富士フイルムのinstax SQUARE(いわゆるチェキフィルムのスクエア版)を使用するインスタントカメラ。
この2つのカメラが組み合わさったDiana Instant Squareは、姿はDiana F+でも、使うフィルムはinstax SQUAREになります。Diana F+のアクセサリーレンズが使用できるので、Diana F+のユーザーにはうれしいインスタントカメラの登場といえるでしょう。
先日までクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」で開発資金を募っていましたが、このたび目標金額の100万円を達成。製品化が決まったこのカメラ、試作機がロモジャパンにあるというので見せてもらいました。
どんなカメラ?
これがDiana Instant Squareの試作機です。実際見てみると、本当に試作機という感じでした!
実際の製品はもっと綺麗に仕上げられ、カラーも黒一色ではなく、カメラのトップカバーにはDianaを象徴するライトブルーがあしらわれます。
Diana F+(左)と並べてみると、かなり縦長なのがわかります。
なぜなら本体に、instax SQUAREフィルム用のプリンター部が入っているから。
instax SQUAREフィルムはここから排出されます。
instax SQUAREフィルムが貫通するため、Diana F+でファインダーのあった場所は、自分撮り用のミラーになりました。そのため、撮影時には外付けのファインダーを使用します。
既存のDianaのアクセサリーレンズをそのまま使用できるのは大きなポイント。こんなアクセサリーレンズがあります。
75mm スタンダードレンズ
110mm テレフォト レンズ
38mm スーパーワイド レンズ
55mm ワイドアングル レンズ
55mm クローズアップ アタッチメント
20mm フィッシュアイ レンズ
ちなみに、アクセサリーレンズを装着しないときは、ピンホール撮影ができます。基本的に三脚が必要になりますが、アクセサリーレンズとはまた違う描写が楽しめそうです。
アクセサリーレンズを外した状態です。左がDiana Instant Square試作機、右がDiana F+。
その他、Dianaシリーズの象徴ともいえるストロボや、Lomo's Instant Squareのアッッチメントレンズ、フィルター、スプリッツァーも装着できるので、ロモグラフィーのユーザーには、他のカメラと同様に楽しめるのではないでしょうか。
実際に撮ってみました!
撮影は試作機のさらにまえの段階に当たる機材で行いました。見る人が見るとわかるのですが、Lomo's Instant SquareにDiana F+のマウントとストロボを合体させた改造品みたいです。見た目は怪しいのですが、撮影自体はスムーズでした。
撮影して出てきたフィルムは独特の描写です。ピント合わせは目測距離というチェキの撮影感覚はそのままに、Diana F+レンズの描写が生かされた描写。ロモグラフィー好きにはたまらないでしょう。特に、写真の四隅が暗くなるトンネル効果が印象的です。
チェキが好きな人、Diana F+が好きな人の両方に喜ばれそうな仕上がりでした。そして、最も普及しているチェキフィルムのInstax miniと比べると、Instax Squareはひと回り大きくて迫力あり! ましかくのフレームが愛らしいです。すぐにプリントを確認できて思い出をすぐに共有、シェアできるのはインスタントカメラの魅力です!
クラシカルで60年代風のレトロなデザインは、どんな時も主役になれる愛機になりそう。気軽に入手できる日が待ち遠しい、Diana Instant Squareです。