イベントレポート

航空科学博物館でチャーリィ古庄さんのトーク&撮影会が開催

書籍「ちょっと自慢できる ヒコーキの雑学100」出版記念イベント

書籍「ちょっと自慢できる ヒコーキの雑学100」の著者、航空写真家のチャーリィ古庄さん。

弊社インプレスの書籍「ちょと自慢できる ヒコーキの雑学100」の出版を記念し、著者の航空写真家チャーリィ古庄さんによるトーク&サイン会が7月6日(土)・7月7日(日)の2日間にわたって開催された。このページでは航空科学博物館で開催された7月6日(土)の模様をお伝えしよう。

「ちょと自慢できる ヒコーキの雑学100」は、意外と知られていないヒコーキにまつわる知識を集めた書籍。航空写真家としておなじみのチャーリィ古庄さんが、自身の長いヒコーキ人生の中で得た知識を惜しげも無く披露したものだ。航空機の撮影に勤しむ当サイトの読者はもちろん、旅行好きの方や、ヒコーキ好きのお子様をお持ちのお父さんなどにオススメしたい書籍となっている。

出版記念イベントが行われた航空科学博物館は、航空機にまつわる実物の展示や資料などで構成された施設。成田空港からバスで約10分ほどのところにあり、最上階には空港を南側から見渡せる展望台が設けらている。成田空港で撮影することの多い航空機ファンなら、訪れたことのある人もいるかと思う。

著者のチャーリィ古庄さんは1972年生まれ。アメリカ・ロサンゼルスの航空アカデミーに留学して航空機操縦資格を取得し、米系航空会社で業務を手がけたのち、日本帰国後は国内航空会社や米系航空会社に勤務。現在はヒコーキ専門の航空写真家として活躍中だ。

イベントに参加したのは55名。チャーリィ古庄さんと顔なじみの撮影ファンをはじめ、ヒコーキ好き、旅行好きの方が集まった。埼玉県からきた親子は「2人ともヒコーキが好きで成田空港に通ううち、子どもがカメラを手にして撮影するように。今年は受験を控えて空港にくることが少なくなりましたが、今回のイベントを知ってぜひにと思い参加しました」と、訪れた動機を教えてくれた。

参加者は博物館入口ホールの受付で搭乗券をかたどったパスを受け取り会場へ。

会場では書籍やプレゼント品が進呈された(参加費3,000円は書籍代込み)。

プレゼント品の特製缶バッチ(非売品)。どこかに、チャーリィ古庄さんが描かれているとのこと。

イベントは主にトークと撮影会で構成され、トークはチャーリィ古庄さんの成田空港にまつわるトリビアがメイン。「成田空港にはエンジンテスト専用格納庫がある」「プライベートジェット専用ターミナルがある」「空港専用の清掃工場がある」など、一般的にはあまり知られていない話題がチャーリィ古庄さんの写真とともに紹介された。

例えばこの写真は日本政府専用機内にある「夫人室」を写したもの。取材でもなかなか披露されることが少なく、部屋の中にはシャワー室や鏡台が備え付けられているそうだ。夫人室といっても男性でも利用可能とのこと。

トークが終了すると、今度は5階展望室での撮影会が始まった。さらに本イベントでは特別に、普段立ち入りが禁止されている6階の展望台にも入ることができた。

空港の南側に当たるここからは、整備地区を一望に見渡せる。左手側にはA滑走路が。

ちょうど南風だっため、当日は着陸する旅客機を次々と撮影できた。参加者のみなさんが狙っていたという、ANAのハワイ便A380「FLYING HONU」が目の前を過ぎる。

参加者の撮影機材はスマートフォンから500mm F4装着の一眼レフカメラまでと幅広い。約100社の航空会社が乗り入れており、日本の空港で最も多くの機種が集まる成田空港(チャーリィ古庄さんの受け売り)。飽きることなく参加者による撮影が続いた。

撮影会の終了後には、チャーリィ古庄さんのサイン会が行われた。

チャーリィ古庄さんとは撮影現場で会うという方も多く、知り合い同士、和やかな雰囲気でイベントは終了した。

都内でもチャーリィ古庄さんトーク&サイン会が開催

東京・神保町の書泉グランデ7階でも、「ちょっと自慢できる ヒコーキの雑学100」発売記念 トーク&サイン会が開催される。5階フロアで本書を買われた方のうち、先着50名にイベント参加券を配布中だ。

開催日時

7月22日(月)19時00分より(18時45分開場)

開催場所

書泉グランデ7階

参加方法

書泉グランデ5階で「ちょっと自慢できる ヒコーキの雑学100」を購入、参加券を入手。参加予約は下記URLの「お問い合わせ」ボタンから行える。

書籍「ちょっと自慢できる ヒコーキの雑学100」

価格:1,500円(税別)
発売日:2019年7月5日
ページ数:224
サイズ:四六判
著者:チャーリィ古庄

本誌:折本幸治