ニュース

ソニー、小型の大口径広角レンズ「FE 24mm F1.4 GM」

星景・夜景に向く点像再現性 ボケ味も重視

ソニーは、交換レンズ「FE 24mm F1.4 GM」を10月26日に発売する。希望小売価格は税別19万8,000円。

35mmフルサイズ対応の広角レンズ。同社が最高峰シリーズと位置づける「G Master」に属する開放F1.4の大口径レンズながら、フィルター径67mm、重量445gのコンパクトさを特徴とする。

描写面では、開放F1.4から画面周辺部までの高い点像再現性を目指しており、星景や夜景の撮影に適するとしている。また、同社がG Masterらしさの一つとして強調するボケ描写のよさもアピール。ボケ味に影響する球面収差に配慮した設計をしながら、製造工程でも1本ずつ球面収差の調整を行っている。

XA(extreme aspherical=超高度非球面)レンズを2枚採用。コマ収差、非点収差、像面湾曲の最小化を実現するほか、高い面精度の管理により輪線ボケが低減される。

AF駆動はレンズの全長変化がないインターナルフォーカシング方式。ダイレクトドライブSSMにより、AFの高速・高精度と静粛性を両立した。また、MF時にフォーカスリングを回した際の反応のよさを「リニア・レスポンスMF」として訴求する。

レンズ鏡筒にフォーカスホールドボタンを装備。最新αシリーズと組み合わせて「瞳AF」の使用に便利とされるボタンだが、本レンズは風景撮影における「グリッドライン」表示のオン/オフを割り当てることも提案している。絞りリングのクリックはオン/オフ可能。

レンズ構成は10群13枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚を含む)。絞り羽根は11枚。最短撮影距離は0.24m。フィルター径は67mm。

最大径×全長は75.4×92.4mm。重量は約445g。レンズフードが付属する。

2013年11月にスタートしたソニーFEレンズ(35mmフルサイズ対応のEマウントレンズ)のラインナップは、このレンズを加えて30本になるという。

本誌:鈴木誠