岡嶋和幸の「あとで買う」

1,575点目:カッターナイフの刃をポキッと安全に折れる

OLFA「安全刃折処理器ポキ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

OLFA「安全刃折処理器ポキ」

パソコンやスマートフォンを使うようになり、ペンで手書きをする機会が減りました。執筆もキーボードで入力したほうが速いし、自分の字なのに手書きだと読めなかったりします。ペーパーレスなどが進み、ハサミやカッターナイフを使う機会も減りました。でも作品制作ではまだまだ手作業が多く、ハサミやカッターナイフは今もまだ欠かせないツールです。

333点目や1,401点目でハサミ、275点目でカッターマット、321点目や718点目でカッティング定規を紹介しましたが、カッターナイフはまだありません。

OLFA(オルファ)の製品を愛用していますが、本日はカッターナイフではなく、その刃を折るための刃折器です。Impress Watchの記事でちょうど取り上げていたのですが、私は頻繁にオルファ、いや折る派です。

写真展ではタイトルやステートメント、キャプションなどのボード類を自作するのですが、トンボ(トリムマーク:仕上がりサイズに断裁するための位置を示すマーク)を付けて印刷し、ハレパネなどののり付きスチレンボードに貼ってカッターナイフでカッティングします。

その際、1辺毎にカッターの刃を折ります(キャプションボードなど小さいサイズは2辺に1回くらい)。裁断面をシャープかつ美しく仕上げたいからです。OLFAは「ポキ」と呼ばれる刃折器のラインアップが充実していますが、私が愛用しているのは刃がいっぱいになったらケースごと廃棄できる使い捨てタイプです。

刃の取り出しができないので、小さいお子さんがいるご家庭でも安心安全です。販売価格は189円前後です。とにかくたくさん入るので、刃を頻繁に折っているのに実はまだ満杯になったことがありません。携帯型の刃折器「ポケットポキ」も同じく使い捨てタイプで、こちらでも十分かもしれませんね。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。