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アドビとRunwayがパートナーシップを提携
動画生成モデル「Gen-4.5」がFireflyで利用可能に
2025年12月19日 14:20
アドビは12月18日(木)、AI動画技術を手掛けるRunway社と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。Runwayの最新動画生成モデル「Gen-4.5」をAdobe Fireflyアプリで優先提供を開始する。
アドビはRunwayの優先APIクリエイティビティパートナーとなり、Runwayの新モデルをAdobe Fireflyで独占的に早期アクセスとして提供。両社は今後、プロフェッショナル向けのAI動画機能を共同開発する。
Gen-4.5は12月18日からAdobe Fireflyで利用可能。動きの質、プロンプトへの忠実性、視覚的な精度が高く、時間的一貫性を持つ動画を生成できるという。Firefly Proプランのユーザーは12月22日(月)まで無制限に利用できる。
同時にAdobe Fireflyのビデオ制作ワークフローも大幅にアップデート。新たに追加された「プロンプトで編集」機能では、Runwayの「Aleph」モデルを使い、生成した動画の一部をテキスト指示で編集できるという。動画全体を再生成することなく、望ましくない部分だけを修正できるようになった。
Firefly Video Modelでは、参考動画をアップロードすることで、希望するカメラモーションを再現できるようになった。
Rungay以外のパートナーモデルも拡充。Topaz AstraがFirefly Boardsに追加され、映像を1,080pまたは4Kまでアップスケーリングできる。画像生成では、Black Forest Labsの最新モデル「FLUX.2」を新たに追加した。FLUX.2は最大4つの参照画像に対応し、FireflyのText to Imageモジュール、Photoshopデスクトップ版のGenerative Fillなどで利用できる。
ブラウザベースの動画編集ツール「Firefly video editor」は正式にパブリックベータ版として提供を開始した。生成した動画クリップや音楽、自身の映像を組み合わせ、タイムラインで編集できる。完成した動画は縦型のSNS投稿やワイドスクリーン形式でエクスポート可能だ。
期間限定で生成機能を無制限に利用できるキャンペーンも実施する。Firefly Pro、Firefly Premium、7,000クレジット、5万クレジットプランのユーザーは、2026年1月15日まで無制限に画像および動画を生成できる。




