岡嶋和幸の「あとで買う」

333点目:テープのベタベタが刃に付きにくいハサミ

林刃物「ALLEX パーフェクトバリア」

私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

林刃物「ALLEX パーフェクトバリア」

各種粘着テープは手でカットするほか、材質などによってはハサミを使うこともあります。ところが普通のハサミだとテープがくっついてうまく切れなかったり、粘着剤が刃に残って使いづらくなります。そこでフッ素コートのハサミを購入したのですがとても切りやすく、メンテナンスの必要もなくなりました。

最初に購入したのはエーモン工業の「両面テープ用はさみ」で、テープが本当にくっつかないことを実感。ただ少し小ぶりで、ガムテープなど幅広のものは一気に切れないので、プラスの「フィットカットカーブ フッ素コート」を購入しました。セロテープやマスキングテープは前者、ガムテープは後者と、テープの幅などで使い分けています。どちらも切れ味は満足なのですが、新しく登場した「フィットカットカーブ フッ素3D刃」は刃同士が点で接触するためより軽く切れて、超ベタつかないようなので気になっています。

でもそれならもっとすごいハサミがあるはず! ということで見つけたのが今回の製品です。販売価格は3,000円前後と高価なのですが、特殊コーティングによりどのようなテープもサクサク軽快に切ることができます。フィルム現像の際、リールのフィルムストッパーが甘く外れやすいためダクトテープで留めているのですが、その強力な粘着も寄せ付けない感じです。

ちなみに、現像済みのフィルムのカットではオルファの「Gカットはさみ」を使っています。切断面が細かくギザギザになるのですが、ハサミの刃が滑らず切れ味も抜群です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。