岡嶋和幸の「あとで買う」

275点目:小さく収納できる大判対応のカッターマット

キングジム「小さくたためるワイドカッターマット」

私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

キングジム「小さくたためるワイドカッターマット」

用紙の裁断は149点目のプラスのスライドカッター「ハンブンコ」が便利ですが、印刷後のプリントはカッターナイフ、カッティング定規、カッターマットを使ってサイズを整えたりします。

カッターマットはA4とA1の2つのサイズのものを使い分けていますが、小さい方だとA3ノビやA2などをカットするときに面積が足りません。大きい方はデスクの上に広げられず床で作業をすることになり、小さいプリントのカッティングはやりづらいです。大は小を兼ねるとはいえ使い勝手が良くないためサイズ違いを使い分けているのです。ところが、大きいカッターマットは収納場所に困ります。小さい方を複数枚並べて使うことも考えましたが、作業中に隙間が空いてしまい失敗しそうで心配です。

でもこのカッターマットならプリントの大きさによって柔軟に対応できます。販売価格は1,500円前後です。折り畳めばA4とコンパクトで、広げてA3、さらに広げてA4の4枚分のロングサイズに。立てればパーティションとしても使えるようです。カッターマットは使用頻度が高いと劣化するのが早く、現在のものも使いづらくなってきたので、今回この製品に出合えて良かったです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。