岡嶋和幸の「あとで買う」

番外編:人気アイテムベスト5 & 岡嶋和幸が買ったもの(1~100点目より)

写真家・岡嶋和幸さんの“日々の物欲”をお楽しみいただく「あとで買う」。土日祝を含め毎日連載している本企画ですが、早くも連載150回を迎えました。そこで本稿では、1点目~100点目の中で特に人気のあった(記事からの注文数が多かった)5品をご紹介します。結果をみた岡嶋さんの感想や、岡嶋さんが実際に「買ったもの」のインプレッションとあわせてお届けします(編集部)。

「あとで買う」人気ランキング(1~100点目)

1位:ORICOのクリップ式USBハブ「MH4PU-P」

2位:Ankerのケーブルホルダー「Magnetic Cable Holder」

3位:「写真1 写真概論」「写真2 現代写真」

4位:玄光社 福川芳郎著「ファインアート写真の見方」

5位:RockSeed「クロスラインレーザー」

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1位:ORICOのクリップ式USBハブ「MH4PU-P」

本連載で取り上げている製品は、3分の2は実際に購入し、残りは保留、または見送りといった感じです。このUSBハブもすぐに購入し、39点目で取り上げた机上ラックに取り付けています。しっかり固定できるので、片手での抜き差しが行いやすいです。デザインや質感もとても気に入っています。お値段以上の満足度で、この製品が取り上げた100点中、売り上げ1位というのは納得です。これと同じタイプで、もっとポート数が多い製品もあるといいなと思いました。これがきっかけでORICOというブランドを知ったのですが、他にも魅力的なアイテムをリリースしているので今後もチェックするつもりです。

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2位:Ankerのケーブルホルダー「Magnetic Cable Holder」

充電などで頻繁にケーブルを着脱する機器が増えました。接続していないとき、何かに引っ掛けておかないと床にケーブルが落下してしまうのですが、この製品を購入してからはその心配がなくなりました。ケーブルステーション的に1箇所にまとめられるのでとても重宝しています。マグネットクリップは直径3.5mm以下のケーブルに対応していますが、細すぎると緩くて動きます。4mm程度のやや太めのケーブルでもなんとか装着できましたが、5mm以上のものはダメでした。磁力が強めなので端子を直接くっつけることはできますが、オプションでいいので太いケーブル用のマグネットクリップが欲しいです。このブルーは個人的にちょっと微妙な感じなので、白や黒などカラーバリエーションもあるとうれしいです。

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3位:「写真1 写真概論」「写真2 現代写真」

写真教室の講師を務めていることもあり、自分自身の勉強のためにぜひ読みたいと思っていたシリーズなのですが、売り上げ3位ということで、興味のある人が予想以上に多かった印象です。実際に読んでみて、知らないこと、知っているつもりだったことが補完できるなどすごく為になりました。学校の教科書のような装丁で、手に取って読んでいると勉強している気分になるのですが、文字組が少し読みづらく感じました。章ごとに著者が異なるのですが、それぞれの得意分野を担当されているのでとても内容が濃いです。同じシリーズの「写真 新編 写真・技法と研究」という本も見つけたので、次はこちらを読んでみようと思います。

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4位:玄光社 福川芳郎著「ファインアート写真の見方」

この本は352ページとボリュームがあり、すごく読み応えがありました。ファインアート写真について知らなかったことがたくさん書かれていて、疑問もすっきり晴れるなどいろいろ勉強になりました。福川さんの文章はとても読みやすく、丁寧に分かりやすく解説されているので内容も難しく感じられませんでした。日本の市場やギャラリーの状況、写真の評価の仕方、海外との違いなど、インターネットでは得られない情報が満載で、写真家として活動されている方はぜひ読まれるといいと思います。もちろん今とは状況は違いますが、私も20年前にこの本に出合いたかったです。今後も気になる本は積極的に取り上げていこうと思います。

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5位:RockSeed「クロスラインレーザー」

顧問を務める写真クラブの作品展が中止になったため、今回は購入を見送りました。現在も「あとで買う」に入ったままになっています。RockSeedのクロスラインレーザーは赤色レーザーのタイプを昨年購入し気に入っているので、プライムセールなどお得なタイミングにゲットできればと思います。レーザー墨出し器は選択肢が他にもたくさんあるため、別のブランドの製品にするかもしれませんが、いずれにしても緑色レーザーのものを購入するつもりです。この製品が人気なのは意外でしたが、写真の展示以外にもいろいろ使えて便利なので上位にランクインしたのだと思います。

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岡嶋和幸がレジに進んだものたち(一部)

40点目:メディコム「ドクターガード アンチフォグ」

パソコン作業や読書のときに老眼鏡を掛ける程度なのですが、これまで使っていた家電メーカー製の不織布マスクより曇りにくいと感じました。より効果を感じたのが撮影のときです。一眼レフとミラーレスのどちらもマスクを装着しているとファインダーが曇って困ることがあるのですが、この製品で解消。「ファインダーが曇りにくいマスク」と呼んで友人知人にすすめています。現在は1枚ずつ個包装されている40枚入りの「メガネが曇りにくいマスク」を購入しています。ふつうサイズと小さめサイズがあります。

31点目:東洋リビング「モバイルドライ」

カメラやレンズは防湿庫で保管していますが、その他の撮影アクセサリーはドライボックスに収納しています。それらも防湿庫に入れられればよいのですが、大量にあるのと、契約しているトランクルームには電源がないため仕方がありません。ドライボックスに乾燥剤を入れていましたが、今年の夏から繰り返し使える除湿ユニットのこちらに切り替えました。ドライボックスの大きさで小サイズと大サイズを使い分けています。インジケーターの色で状態を確認できるので、リフレッシュのタイミングを見逃さないように気を付けています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。