岡嶋和幸の「あとで買う」

どのような写真が評価されるのか、その基準を知りたい

13点目:玄光社 福川芳郎著「ファインアート写真の見方」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

玄光社 福川芳郎著「ファインアート写真の見方」

写真を撮影し、選んで、発表する活動をずっと続けていますが、昔と今では捉え方や考え方が違っていたりして分からないことだらけです。写真教室などで指導する立場でもあるため、自分自身の興味だけでなく、日々いろいろ勉強したりしています。さまざまな情報がインターネットで容易に得られる時代ですが、それだけでは不十分で、専門家のワークショップに参加したり、雑誌や書籍を読むなどして知見を広げるようにしています。

近年はファインアート写真についていろいろ情報収集しているのですが、発売されたばかりの書籍「ファインアート写真の見方」は気になる一冊。販売価格は税込2,530円です。目次を参照すると、興味深い内容が盛りだくさんといった感じ。著者は東京・下目黒にあるブリッツ・ギャラリーの福川芳郎氏。ファインアート写真市場についてブログで情報発信をされていて、いつもチェックしています。この本は「あとで買う」ではなく、今すぐ手に入れて読みたいと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。