特別企画

今勢いのあるフルサイズミラーレスと、その専用設計レンズを徹底検証!(望遠・ポートレート編)

ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラα9/α7シリーズの進撃が目覚ましい。α9、α7R III、α7 IIIと次々に投入されるボディはいずれも高評価を持って市場に迎えられ、なかでもα9は、日本で最も優れたカメラを選出する「カメラグランプリ」で、一眼レフカメラを抑え2018年の大賞に選出。「今後のカメラの可能性を感じさせる歴史的な1台」として、選考委員の多くから先進性を評価された。

一方、3月に発売された最新モデルα7 IIIは、「規格外のベーシックモデル」と評され、α9の技術をいいとこ取りしながら一眼レフカメラを超える性能を高いコストパフォーマンスでまとめた今注目のカメラだ。今回は、そのα7 IIIの性能と、マッチングのいいレンズを検証しながら紹介していく。

α7 III
左からFE 70-200mm F2.8 GM OSS、FE 85mm F1.4 GM(以上G MASTER)、FE 70-200mm F4 G OSS、FE 85mm F1.8

α7 IIIは、35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラ。2013年11月に世界初となるフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラα7を発売して以来、高画素モデルのα7R、高感度モデルのα7Sとシリーズのラインナップを増築。ベーシックモデルとして最新の第3世代にあたるのがα7 IIIである。

α7 IIIの特長は大きく分けて3つある。

ミラーレスならではの小型軽量に、集光率の高い35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載しており、高解像はもちろん低ノイズと高感度を両立し、前モデルのα7 IIに対し最大1.5段分の画質向上を果たしている。

また、一眼レフカメラにはなくミラーレスカメラを代表する能力と言ってもよい、瞳に自動でピントを合わせる「瞳AF」機能も進化している。検出精度と速度がさらに向上し、AF-Cモードにも対応した。これによって、大口径レンズや望遠レンズ使用などの被写界深度が浅い条件でも、動く人物の瞳に連続して的確にピントを合わせ続けることができるようになった。

ミラーレスカメラの弱点だったスタミナも克服されている。第二世代まで使用されていたバッテリー比で約2倍の容量になり、ミラーレスカメラとしては最大の約710枚(液晶モニター使用時)となっている。

これらが手に入れやすい価格でまとまり、「規格外のベーシックモデル」の名の通りプロのみならず多くのカメラファンにとって、フルサイズの真打カメラと言えるパフォーマンスを発揮してくれる。


一方、レンズ交換式カメラで忘れてはならないのは、システムとしての完成度/充実感。フルサイズミラーレスはまだレンズラインアップが充実していないのでは? と思う読者も多いと思う。

しかし、フルサイズ対応のEマウント交換レンズ群は着々と数を増やし、今や業界一の本数を誇る。また、すべてがフルサイズミラーレスカメラ専用設計として開発され、α7 IIIとの相性はお墨付きだ。

というわけで、多くのプロも使用する最上位シリーズ「G MASTER」と、これから本格的にフルサイズミラーレスを検討する人向けのレンズを、3回の連載で紹介していく。

第1回では写真家の宇佐見健さんが望遠系の“G MASTER”「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」と「FE 85mm F1.4 GM」を紹介。加えてG MASTERより入手しやすい同じ焦点域のレンズとして、「FE 70-200mm F4 G OSS」「FE 85mm F1.8」を試用してもらった。最高峰レンズG MASTERの技術が、比較的手の届きやすいゾーンのレンズにどう活かされているかを見てほしい。

また、ボディには現在ヒット中の「α7 III」を使用している。α7 IIIの購入を検討している読者はぜひ参考にしていただきたい。(編集部)

宇佐見健

(うさみ けん)1966年東京生まれ。日大芸術学部写真学科卒業後、専門誌出版社、広告代理店を経てフリー。カメラ雑誌などで新製品のインプレッション記事をはじめ、カメラボディやレンズの全機種比較撮影といった特殊なメカニカル記事やHOW TOなど広いジャンルの特集記事の撮影・執筆を多数担当。カメラグランプリ外部選考委員(2010〜2018)。


◇   ◇   ◇


ソニーの光学技術の粋を集めた「G MASTER」

ソニーの交換レンズ「G MASTER」シリーズは、ソニーの持つ光学技術の粋を集めて設計開発された最高峰レンズ。0.01ミクロン単位の高精度研磨で造られる超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズによる効果的な諸収差補正や、先進のナノARコーティング技術など、数々の革新的な技術を投入。圧倒的な解像性能に加え、従来は両立が難しいとされた美しいボケ味を合わせ持つ高性能レンズだ。

さらにポイントになるのは、『レンズのAF性能』だ。ボディの進化に伴い、レンズはセンサー側から送られてくる膨大なAF制御信号を高速で処理する能力が求められる。

ソニーはフォーカスレンズを動かすアクチュエーターや制御するアルゴリズムも自社開発し、α9など超高速の性能に対応できる高いAF制御技術を有している。それが、フルサイズミラーレス専用設計レンズの「G MASTER」には込められているのだ。

その中でも「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」と「FE 85mm F1.4 GM」は、シリーズ誕生とほぼ同時に発売された看板的存在のレンズである。今回はこれら2本をポートレート撮影で使ってみた。


扱いやすい焦点域に高品質を凝縮……FE 70-200mm F2.8 GM OSS

FE 70-200mm F2.8 GM OSS。2016年9月発売。実勢価格は税込32万4,000円前後。

特徴

FE 70-200mm F2.8 GM OSSはいわゆる“大三元ズーム”の一翼を担う、開放F2.8通しの望遠ズームレンズ。風景、ネイチャー、スポーツ、ポートレートと被写体の守備範囲が広く、特に人気の高い1本だ。

18群23枚の光学構成に、超高度非球面XAレンズの他、非球面レンズや特殊低分散レンズをふんだんに盛り込み、さらにαレンズとしては最多の11枚絞り羽根による円形絞りで、自然で美しいボケを出す。

αレンズのズームとして初めてのフローティング機構を採用したフォーカス機構は、近接撮影時の諸収差を良好に補正。最短撮影距離は0.96mと短く、最大撮影倍率は0.25倍を稼ぐ。

光学式手ブレ補正機能を搭載するマグネシウム合金製で剛性感の高い鏡筒は防塵防滴に配慮された構造で心強い。

作例

200mmを使う理由はこの圧縮感。そしてG MASTERならではの柔らかく自然なボケ味が、被写体を際立たせてくれる。

α7 III / FE 70-200mm F2.8 GM OSS / 200mm / 絞り優先AE(1/250秒・F2.8・+0.7EV) / ISO 320

200mmの絞り開放でバストショットの位置まで近づく。背景の窓枠は1mくらいの間隔だったが、適度な圧縮と柔らかいボケ味により奥行き感が残している。絞り開放でも髪の毛やまつ毛の1本1本までシャープ。キレの良いこの描写力がまさにG MASTERの魅力だ。

α7 III / FE 70-200mm F2.8 GM OSS / 200mm / 絞り優先AE(1/250秒・F2.8・+1.3EV) / ISO 200

アクティブなイメージも欲しかったので、その場で振り返ったり歩いてもらいながら撮影した。ピントはAF-Cと瞳AFを作動させているのだが、顔が全く見えない状態からの反転でも瞬時に瞳に食いつくのは、α7 Ⅲの瞳AFの精度の高さが貢献していることはもちろん、レンズ側のアクチュエーターのスピードと精度の高さなくては実現できない。その点でこのレンズは、スピードと停止精度、さらに静音性までも兼ね備えた、従来レンズとは一線を画す性能を見せつけてくれた。

α7 III / FE 70-200mm F2.8 GM OSS / 158mm / 絞り優先AE(1/250秒・F2.8・+1.3EV) / ISO 200


F1.4のまろやかボケとシャープなピント面……FE 85mm F1.4 GM

FE 85mm F1.4 GM。2016年4月発売。実勢価格は税込22万円前後。

特徴

カタログにはっきりとポートレートレンズと謳っていることからもわかるように、85mmはこのジャンルでは欠かすことのできない焦点距離になる。近すぎず遠過ぎずのちょうど良い自然な距離感で被写体と対峙できるのが85mm。200mmなどに比べると、少し緩めの圧縮感と、背景へ向かっての自然な奥行き感なども特徴といえるだろう。

このレンズの魅力は、なんといってもF1.4の大口径が生み出す大きなボケだ。そして大口径は、光量の乏しい環境でも粘りがきくため、撮影場所や時間の守備範囲を大きく広げてくれる。

G MASTERだけにピントの合った位置の解像も優秀で、大口径レンズに出やすいとされた軸上色収差も良好に補正されている。また、ナノARコーティングでレンズ面での反射を抑えることで、ヌケの良い高コントラストでシャープな描写を実現している。

もちろんG MASTERレンズでは標準仕様の防塵防滴に配慮した構造となっている。

大口径ゆえ極めて被写界深度が浅く、シビアなピント操作が要求されるレンズだが、AFでも瞳に正確にピントが合うのはこのレンズのAF性能の高さを実感できる。

また、MF時もフォーカスリングはピント微調整が行いやすい。フォーカスホールドボタンに顔認識AFや瞳AFをアサインできるのも使い勝手がよい。現状、ソニーαの瞳認識は精度がすこぶる高く、レンズとの相性面でもポートレート撮影では大変有用だ。

作例

シャープなの中にもふわっとした柔らかさを感じさせる描写が、ポートレート撮影にマッチする。前後の美しいボケはG MASTERレンズならでは。ひたすら解像感を追求したレンズは肌の質感描写がリアルすぎることもあるが、そういう生々しさが目立たず落ち着いた描写をしてくれる。

α7 III / FE 85mm F1.4 GM / 絞り優先AE(1/160秒・F1.4・+1.3EV) / ISO 100

手摺より前方に手を伸ばし、背面モニターをティルトして撮影。不安定な姿勢だったが、α7 IIIの顔認識AFのおかげでしっかりピントがあった。背景に取り入れた奥の通路が、黒く沈みすぎることなく画面にメリハリを与えている。やわらかで自然なボケ味のおかげだ。

α7 III / FE 85mm F1.4 GM / 絞り優先AE(1/320秒・F1.4・+1.7EV) / ISO 100


2本の「G MASTER」について

両レンズとも、今回は絞り開放での撮影を重点的に行ってみた。周知のとおり、本来は少し絞ったくらいのほうが解像感やシャープネスなどのピークが得られやすい。しかしG MASTERなら、ためらいなく絞り開放で使えることをあらためて認識した。

これはレンズ自体の性能もさることながら、それを制御する最新αボディの存在も大きい。

特に絞り開放の撮影では被写界深度は浅くなり、ピントの歩留まりは落ちる。しかし、高速に被写体に食いつくファストハイブリッドAFをはじめ、顔認識や瞳AFが強力にサポートしてくれる。結果、紙一重ともえいえる浅いピントを難なく攻略できた。しかも手持ち撮影で、だ。

今回試したG MASTERの2本は、卓越した解像力と美しいボケ味で、正にポートレートレンズの黄金セットといって良いだろう。高価なレンズだが、今後のαシステムの進化も見据えて開発されているのがG MASTERである。

しかし、G MASTERが良いのは当たり前だが、価格がどうしてもネックになる。そこで今度は、G MASTERではないレンズ2本の作例をみてもらおう。ほぼ同じ使い勝手が得られ、それでいて廉価で軽量コンパクトなレンズがある。


α7 IIIとバランスがいい“Gレンズ” ……FE 70-200mm F4 G OSS

FE 70-200mm F4 G OSS。2014年3月発売。実勢価格は15万5,000円前後。

特徴

今回の撮影では、同じくソニーのFEレンズのうち、G MASTERレンズと同じ焦点距離のレンズも試用してみた。

ひとつは「FE 70-200mm F4 G OSS」。FE 70-200mm F2.8 GM OSSと比べると2回りほどコンパクトな印象を受ける鏡筒で、重量も単体で900gを切っている。G MASTERを冠するFE 70-200mm F2.8 GM OSSに比べると開放F値が1段暗いが、可搬性や軽さを重視する人にはありがたいだろう。

序列の中では下位モデルになるとはいえ、白い鏡筒にGレンズを表す「Gエンブレム」が映える。しっかりとした造りの三脚座も付属し、高級レンズにふさわしい貫禄を醸し出している。

販売価格を見ると、FE 70-200mm F2.8 GM OSSの約半額というリーズナブルさだ。そのため、その実力に興味を抱く読者も多いだろう。開放F値が1段暗くなることに加えて、最短撮影距離が広角端で1m、望遠端で1.5mと、少々被写体から遠くなるものの、α7 IIIとのバランスは良く、手持ちでの撮影が軽快に行える。三脚座はいっそ外してしまっても良いだろう。

作例

撮影距離と背景の距離しだいではF4でもじゅうぶんなボケを得ることができる。ちなみにページの上で掲載した、FE 70-200mm F2.8 GM OSSの作例と同じ位置のまま、望遠端200mmにして近づいて撮影をしている。拡大してみると細い髪の毛をしっかり解像しており、Gのエンブレムが伊達でないことがわかる描写だ。

α7 III / FE 70-200mm F4 G OSS / 200mm / 絞り優先AE(1/250秒・F4.0・+0.7EV) / ISO 800

1フロア上から見おろすアングルより、ほぼ100mmの焦点距離で撮影。手摺を掴んだ右手もまろやかにボケ始めており、屋外の地面のボケ方も騒がしくない。ピントを合わせた顔は極めてシャープで、ズーム全域で高描写を得られるポテンシャルの高さがうかがえる。

α7 III / FE 70-200mm F4 G OSS / 99mm / 絞り優先AE(1/100秒・F4.0・+1.7EV) / ISO 400

同じ撮影位置から200mmにズームアップして横位置で切り取った。モデルの立ち位置とカメラポジションの双方を変えることができない状況でも瞬時にこれだけ構図と画の雰囲気を変えられるのはズームレンズならでは。

α7 III / FE 70-200mm F4 G OSS / 200mm / 絞り優先AE(1/250秒・F4.0・+1.7EV) / ISO 1250

200mmで大胆に近寄る。FE 70-200mm F2.8 GM OSSほどではないが、それでもストレスのない速度でピタッと瞳に合焦した。今回は天候が今一つなこともあったが、モデル肌の透明感を際立たせるため、少々強めに露出を足している。が、白トビせず階調を残せた。

α7 III / FE 70-200mm F4 G OSS / 200mm / 絞り優先AE(1/160秒・F4.0・+2.0EV) / ISO 1000


高性能を手軽に。ポートレート入門の鉄板……FE 85mm F1.8

FE 85mm F1.8。2017年3月発売。実勢価格は税込6万3,000円前後。

特徴

G MASTER以外に用意した2本のうち、もう1本は交換レンズ入門にも最適なポートレート用レンズ、「FE 85mm F1.8」だ。

“G MASTER”でも“G”でもない、希望小売価格7万4,000円という低価格のいわば「無印」レンズだが、画質についての評価は高い。EDレンズを含む8群9枚のシンプルな光学構成で、開放F1.8が生み出すボケを損なわない9枚羽根の円形絞りを採用。軽量コンパクトで携行性に優れており、しかも上位モデルと同じく、防塵防滴に配慮した設計になっている。

上位モデルと同じく、フォーカスホールドボタンもしっかり備わっている。フォーカスホールドボタンに瞳AFを割り当てる手法が可能だ。

作例

降雨直前のフラットすぎる曇天下で、もう少し光があれば玉ボケもそれりに入れ込めたはずだ。ポートレートには少々硬めの描写傾向だが、このクラスにしてはしっかりとした解像力に少々驚かされた。

α7 III / FE 85mm F1.8 / 85mm / 絞り優先AE(1/100秒・F2.0・+1.0EV) / ISO 400

FE 85mm F1.4 GMの作例と、ほぼ同じシチュエーションで撮影。描写もボケ味もやや硬めだが、仔細に見比べてわかる程度。色ノリは悪くなく、ボケ量もじゅうぶんだ。

α7 III / FE 85mm F1.8 / 85mm / 絞り優先AE(1/160秒・F1.8・+1.3EV) / ISO 100

絞り開放F1.8で寄ってみる。最短撮影距離はもっと短いが、このくらいの距離でも左目はすでにアウトフォーカスになる。大口径レンズならではの表現だ。ボケがなだらかなので、さほど不自然さは感じない。

α7 III / FE 85mm F1.8 / 85mm / 絞り優先AE(1/100秒・F1.8・+1.3EV) / ISO 400

このレンズには「廉価でも単焦点」という底力を見せつけられた気がする。フォーカスホールドボタン+瞳AFがもたらす軽快感と思いのほか良好な描写は、並みのズームレンズでは味わえない。楽しめる単焦点レンズだ。

α7 III / FE 85mm F1.8 / 85mm / 絞り優先AE(1/100秒・F1.8・+1.3EV) / ISO 400


高い実力と入手しやすさを兼ね備えた“F4”と“F1.8”

妥協なしで高画質を求めたG MASTERが素晴らしいのは確かだが、FE 70-200mm F4 G OSS、FE 85mm F1.8の2本の画質も良く、ハイアマチュアにとってコストパフォーマンスは高い。まだ触ったことのないFEレンズについても、試したみたいと思わされた。

左からFE 70-200mm F2.8 GM OSS、FE 70-200mm F4 G OSS。
左からFE 85mm F1.4 GM、FE 85mm F1.8。

α9/α7ボディとのマッチングも良く、軽快なフットワークで撮影に臨むことができる。また比較的手にしやすい価格帯なので、ポートレートを始めてみたい人のエントリー用レンズとしてオススメできる。G MASTERまでは手が出せないという人にとっても、同じとは言えないものの、かなり近いフィーリングで撮影を楽しめるだろう。これほどの描写性能があれば、プロであっても重量制限が厳しい海外渡航時など、G MASTERと置き替えて使うのもひとつの方法だ。

また、G MASTERを装着したカメラで、ぶらり散歩というのは現実的ではない。気軽に普段使いのレンズとして手に入れてみるのも良いかもしれない。

モデル:EVA

宇佐見健

(うさみ けん)1966年東京生まれ。日大芸術学部写真学科卒業後、専門誌出版社、広告代理店を経てフリー。カメラ雑誌などで新製品のインプレッション記事をはじめ、カメラボディやレンズの全機種比較撮影といった特殊なメカニカル記事やHOW TOなど広いジャンルの特集記事の撮影・執筆を多数担当。カメラグランプリ外部選考委員(2010〜2018)。