私はこれを買いました!
休眠状態だったレンズがフル稼働に
FUJIFILM X-H1(豊田慶記)
2018年12月28日 17:04
完成度の高さ・手ブレ補正が快適な撮影を実現
製品レビューの為、発売前の富士フイルム「X-H1」を試用して感激したことが購入の決め手。
ファーストインプレッションは「ボディ内手ぶれ補正が付いただけで随分デカイなぁ」っていうネガティブなものだったけれど、触れる度に「EVFが良くなったな」とか「アナログダイヤルの操作感が良くなってるな」という発見があって、使えば使うほどにカメラの「道具」としての完成度に惚れ込んでしまった、というわけで発表日に予約をして発売日に購入しました。
X-H1導入によって俄然魅力を増したのがXF16-55mmF2.8R LM WR。
このレンズはX-T2やX-Pro2とのマッチングがあまり好みでは無なかったことと、APS-Cで24MPってブレにシビアだから、シャッタースピードの稼げる大口径単焦点レンズばかりを使うようになって……、ということもあって稼働率が物凄く低かったのだけれど、いまではX-H1に溶接されてるんじゃないか? ってくらいにつけっぱなしの常用レンズ。もう手ブレ補正ナシではやっていけない体になってしまっている……、というのは冗談だけど、撮影時のストレスがひとつ減るだけでも撮影は物凄く快適になるからユーザーフレンドリーな事はとても良いことだと思います。
ここまでの感じだとX-H1は手ブレ補正が最大の魅力みたいな雰囲気になってしまうけれど、一番の魅力は冒頭でも触れている通り道具としての完成度の高さ。フェザータッチシャッターしかり、ダイヤル類の操作感しかり、全てが快適な撮影の為に機能していて、被写体に集中できるから撮影する行為そのものがとても楽しい。
職業柄たくさんの新しいカメラに触れてその度に「良いな」って思うけれど、試用後にX-H1に触れてみて軽いシャッターの感触を確かめてみて「やっぱコレだな」と浮気する気にならない使い心地の良さが気に入っています。
消費者の1人としては「もう少し背伸びすれば最新のフルサイズミラーレスに手が届くじゃん」っていう気持ちが無いわけではないけれど、こういう気持ちよく使えるカメラにも注目して欲しいなと思います。