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操作ボタンのない超小型ストロボコマンダー「Profoto Connect」
設定はスマホから バッテリーはUSB充電式
2019年3月28日 10:34
プロフォト株式会社は、同社のストロボ製品を無線で制御するための「Profoto Connect」を4月中旬に発売する。
既発売の「Air Remote TTL」の簡易版ともいえる製品。機能はほぼそのままに、ディスプレイや操作ボタンを省略。これにより、ワイヤレスコマンダーとしては類を見ない大幅な小型化に成功した。一眼レフカメラからミラーレスカメラへの流れの中、カメラボディの小型化に即したものという。
基本的にはAir Remote TTLを小型かつシンプルにしたものなので、Air Remote TTLとほぼ同等の発光制御が可能だ。最大8チャンネルを設定でき、TTL、HSS(ハイスピードシンクロ)にも対応する。対応カメラボディごとに製品が用意されるのも、Air Remote TTLと同様。
本体に設けられた操作子はひとつのノブのみ。このノブはオート、マニュアル、電源オフを切り替えるもので、オートはTTL自動調光モードだ。
インターフェイスが簡略化された代わりに、「Profoto app for iPone」アプリによるスマートフォンからの操作が可能になっている。マニュアルモードでの調光はスマートフォンから行う。オート(TTL)で露出を得たあと、マニュアルで調光補正するという、他のプロフォト製品と同じ操作の流れが期待できる。スマートフォンとはBluetoothで接続する。
バッテリーは内蔵式のリチウムポリマー電池。USB Type-Cコネクタ経由で充電できる。なお、Air Remote TTLの電源は単4電池2本。
Profoto Connectがすっぽり入る専用の円筒形ケースが付属する。
プロフォトではProfoto Connectの想定ユーザーを、普段自然光での撮影がメインだが、ときにはオフカメラでのライティングも必要とするフォトグラファー、としている。
なお、マニュアルモード時に操作を瞬時に行えるなどの特徴から、今後もAir Remote TTLは併売される。
対応カメラボディと製品番号
901310 Profoto Connect - Canon
901312 Profoto Connect - Sony
901314 Profoto Connect - Nikon
901316 Profoto Connect - Fujifilm
901318 Profoto Connect - Olympus
主な仕様
周波数帯
2.4GHz
チャンネル数
8
動作距離
最大300m(周囲に障害物がない場合)
バッテリー持続時間
最大30時間(平均、仕様条件による)
外形寸法
直径45×高さ29mm
重量
43g
希望小売価格
3万4,000円(税別)