特別企画
風景をドラマチックに描くフィルターシステム…H&Y 100mm K-Series フィルターホルダー Kit Mark II
2021年12月24日 12:00
H&Yの角型フィルターはマグネット式で、フィルターを前面から近づけるだけで簡単に装着できる。従来の角型フィルターのように上から差し込まなくて良いので、装着したときに構図やピントがずれることがない。角型のGNDフィルターにはゴリラガラスが採用され、地面に落下させても割れにくいので安心だ。
さらにCPLとND一体型のドロップインフィルターを併用でき、明るさや反射の調整が素早くおこなえるのもうれしい。ドロップインCPLにはギアが搭載されており、寒冷地で手袋をしていても操作が簡単にできるため、各地の絶景撮影時に愛用している。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2022年1月号』より抜粋・再構成したものになります。
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POINT 1……ND効果の境目を出さずに風景をナチュラルに描写できる
まだ高さのある太陽が水面に反射する夕暮れ時。地上と空の露出差を埋めることができないときに使用するのが、露出のバランスを整えてくれるNDフィルターのバランサーGNDだ。F16まで絞っても効果の境目が出ないのが特徴で、絞り込むことが多い絶景の撮影には使いやすいため、装着してみる。
ドロップインCPLで水面の反射を調節しながらND64を重ねてかけ、バランサーGND16をかけたことで、15秒のスローシャッターを得ることができた。重ねても、岩の間に小さく写る鷺のシルエットがはっきりと分かる。
POINT 2……角型フィルターを外さずに使えるドロップインフィルター
刻々と変わる夕方の光を追い掛けながら、瞬時にどのフィルターが必要かを判断する。湖の奥の山に順光が当たっていたので、手前の山に露出を合わせると奥が白飛びをしてしまう。そこで、両方の露出を整えるために、ソフトGND8と、ドロップインCPLを使用したい。
ソフトGNDフィルターは、減光したい部分にNDの効果を出すことができるフィルタ―。ホルダーを回し、NDの境目を斜めにすることで、効果を得たい部分だけに効果をかけられる。
その他、絶景がキレイに撮れる+αアイテムを紹介
超広角のFEレンズを使用してもケラレない……Adapter Ring for Sony FE 14mm F1.8 GM
ソニー FE 14mm F1.8 GMに100mm K-Seriesホルダーを装着するアダプターリング。角型フィルターを1枚使用しても、ケラレることなく撮影することができる。