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【CP+2026】ENGカメラ用バッテリーで培った安全技術をモバイルバッテリーに
2026年2月27日 17:24
放送・映像機器向けのバッテリーメーカーとして40年の実績を持つ株式会社アイ・ディー・エクスが、モバイルバッテリー市場に参入した。同社はこれまで、放送局や報道機関が取材・中継に使用する業務用ビデオカメラ(ENGカメラ)向けバッテリーを主力としてきたメーカーだ。
CP+2026の会場で展示している「SSP-50 GUARDIAN mini」は、1万2,000mAhの容量を持つ小型モバイルバッテリー。ENGカメラ用バッテリーで得た安全設計のノウハウをもとに、半固体リチウムイオン二次電池を採用した。モバイルバッテリーが数多く流通するなか、放送現場で培った信頼性を持ち込むことが他社との差別化の軸となる。
半固体リチウムイオン二次電池の採用は、通常のリチウムイオン電池と比べて発火リスクが低く、安全な運用が可能な点だという。スチールカメラが映像制作の現場でも広く使われるようになったことを受け、これまでENGカメラ向けに限られていた同社の安全設計を、より広い撮影ユーザーへ届ける狙いとのこと。
PD140W充電に対応し、0%から100%まで約19分でのフル充電を実現する。カメラに製品を取り付けるためのブラケットも現在開発中。
会場ではSSP-50 GUARDIAN miniが、2本収納できる防火バッグも参考出展している。同社製バッテリーで発火に至った事例はこれまでないというが、昨今のリチウム電池をめぐる安全への関心の高まりを背景に、テレビ局からの要請を受けて開発。素材にガラスファイバーを採用し、万が一発火した際にも被害を最小限に抑えられるという。
SSP-50 GUARDIAN mini
容量
1万2,000mAh
バッテリータイプ
半固体リチウムイオン二次電池
入出力ポート
- USB Type-C(PD入出力):最大140W
- USB Type-C(PD出力):最大36W
- USB Type-A:最大18W
外形寸法
43×138×43mm
質量
約420g





