イベントレポート

ニコン「Z6III」&「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」で撮る小松基地航空祭

狙うはブルーインパルス 特別塗装のF-15も

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/280mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F6.3)/ISO 400/WB:オート

2024年9月23日(月・祝)、石川県の航空自衛隊小松基地で「小松基地航空祭」が開催された。

航空自衛隊小松基地は日本海側の領空を守る拠点の基地で、F-15戦闘機が多数在籍している。北陸新幹線の敦賀延伸を記念して北陸新幹線の車両カラーをベースとした特別塗装機体なども展示された。

当日、開催直前に石川県で発生した豪雨被害により、小松基地は災害派遣の拠点となっていた。開幕前日の9月22日(日)、小松基地は災害派遣態勢を維持しつつ、航空祭の規模および内容を変更して実施することを発表している。

メインのカメラはニコン「Z6III」

今回撮影するカメラは2024年7月に発売されたニコン「Z6III」をメインに、もう1台は「Z8」を選んだ。

小松基地航空祭では持ち込めるレンズのサイズ制限がなかったため、メインのレンズとして超望遠ズームレンズの「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」をチョイス。

使用機材
手前からZ6III(バッテリーグリップ付)+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S、Z8(バッテリーグリップ付)+NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR、Z TELECONVERTER TC-1.4x、NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

航空祭では超望遠ズームレンズが活躍する。主に飛行展示を撮影するのに使用するが、そのほかにもタキシングや地上展示のアップなど、1本で様々な場面を切り取ることができる。

Z6III+NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRの使用例。超望遠ズームレンズだが手持ちで使える軽さが魅力。取り回しが良いのですべて手持ちで撮影した

地上展示の航空機撮影にはZ6IIIのレンズキットとしても流通しているNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sをセレクト。ズーム全域で開放F4でもあり、このズーム域があると便利な場面が多くある。

Z6III+NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの組み合わせイメージ

NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sは、超広角ズームレンズながらレンズ先端にフィルターをつけられる。沈胴式のレンズなので使用する時にはズームリングを回転し沈胴を解除して使用する。持ち運ぶときには沈胴させると約3cm短くなるので、カメラバックに常に入れておけるレンズだ。

Z6III+NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

地上展示機

さっそく、小松基地航空祭で撮影した機体を紹介していこう。まずは地上展示から。

小松基地ならではの光景が、カラーリング違いのF-15。航空祭だけの特別塗装機もある。地上展示の撮影では絞り値をF8程度で被写界深度を深めてディテールをしっかり写しておきたい。

航空祭にあわせて特別塗装された第306飛行隊のF-15J(単座)。航空自衛隊創設70周年にあわせて古希の色である「紫」と国花の「桜」をベースに塗装したという。背面には石川県の県鳥で部隊マークでもある犬鷲が大きく描かれている。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/70mm/マニュアル露出(1/400秒、F8)/ISO 100/WB:オート

こちらも航空祭に合わせての特別塗装機。今年3月に北陸新幹線の金沢駅〜敦賀駅間が開業し話題になった新幹線カラーがベースになっている。右の燃料タンクには能登半島地震からの復興を願い、「ともにこえよう石川」と書かれている。背面には部隊マークになっている龍が大きく描かれている。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/68mm/マニュアル露出(1/400秒、F8)/ISO 100/WB:オート

アグレッサー F-15DJ(複座) 082号機。飛行教導群は通称アグレッサーと呼ばれる部隊で、空中戦訓練では敵役となり飛行するため、敵と判別できるように目立つ識別塗装になっている。垂直尾翼には部隊マークのコブラが描かれている。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/85mm/マニュアル露出(1/500秒、F8)/ISO 100/WB:オート
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/74mm/マニュアル露出(1/400秒、F8)/ISO 100/WB:オート
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/83mm/マニュアル露出(1/400秒、F8)/ISO 100/WB:オート
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/65mm/マニュアル露出(1/400秒、F8)/ISO 100/WB:オート
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/mm/マニュアル露出(1/400秒、F8)/ISO 100/WB:オート
ブルーインパルスが使用しているT-4
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/57mm/マニュアル露出(1/320秒、F8)/ISO 100/WB:オート

F-2A(単座)戦闘機。焦点距離14mmでも収まり切れないほどの近さで展示されていた。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 14-30mm f/4 S/14mm/マニュアル露出(1/400秒、F8)/ISO 100/WB:オート

現在は三沢基地に配備されているF-35A。今後は小松基地のF-15がF-35Aに置き代わる計画になっている。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 14-30mm f/4 S/14mm/マニュアル露出(1/500秒、F8)/ISO 100/WB:オート

第303飛行隊の航過飛行

多くの人に見送られ、北陸新幹線カラーのF-15Jが動き始める。午前中の飛行展示は格納庫前のエプロン地区で撮影することにした。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/57mm/マニュアル露出(1/250秒、F8)/ISO 160/WB:オート

Z6IIIとZ8にはAF時の被写体検出設定で、乗り物とは別に飛行機がある。AFエリアモードは[オートエリアAF]に設定。これを使うとAFフレームがF-15のコクピット部分を検出してくれるので、ピント追従はカメラに任せにしてF-15の動きに集中できる。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F6.3)/ISO 640/WB:オート

シャッター方式はすべて電子シャッターに設定、高速連続撮影(拡張)約20コマ/秒で撮影した。戦闘機撮影ではブレを防ぐためシャッタースピードを1/2,000以上に設定したい。

第306飛行隊による航過飛行

特別塗装機のF-15Jが離陸する。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F7.1)/ISO 250/WB:オート

ギアとフラップを下げて会場上空に進入してきた。Z6IIIはフルサイズで有効画素数2,450万画素なので画素数が落ちるクロップは使わず、テレコンバーターを使用して焦点距離を伸ばして撮影した。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR+Z TC-1.4x/840mm/マニュアル露出(1/2,500秒、F9)/ISO 640/WB:オート

航過飛行を終えて着陸したF-15J 930号機。パイロットが手を振ってくれた。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/1,250秒、F8)/ISO 200/WB:オート

コクピットを中心に600mmで撮影後、ズームアウトして180mmで狙った。超望遠ズームレンズがあると構図のバリエーションが増える。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/1,250秒、F8)/ISO 200/WB:オート

ブルーインパルスによる航過飛行

ブルーインパルのウォークダウンが始まる。BGMとともに6人のパイロットが横1列で搭乗機へ向かい歩き始める。そして1番機のパイロットが整備員と敬礼を交わす。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/1,000秒、F8)/ISO 400/WB:オート

ブルーインパルスの出発前チェック中、陸上自衛隊の災害派遣ヘリが着陸してきた。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/180mm/マニュアル露出(1/250秒、F10)/ISO 100/WB:オート

ブルーインパルスが飛行展示のため1番機から順に滑走路へ向かう。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/180mm/マニュアル露出(1/800秒、F6.3)/ISO 100/WB:オート

ブルーインパルス1番機から離陸していく。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F6.3)/ISO 800/WB:オート

ギアを下ろし着陸灯を点灯して会場正面から進入してきた。

課目:デルタ・ダーティー・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/530mm/マニュアル露出(1/1,000秒、F8)/ISO 320/WB:オート
課目:デルタ・ダーティー・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/1,000秒、F8)/ISO 640/WB:オート

カメラを持ち替えてNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sで撮影。青空と雲のコントラストを強調するためPLフィルターを使用した。

課目:デルタ・ダーティー・ローパス
Z8/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/30.5mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F5)/ISO 1600/WB:オート/PLフィルター使用

1番機に従い2番機以降が横一列に並ぶ隊形。会場右手方向から進入してきた。

課目:リーダーズ・ベネフィット・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/180mm/マニュアル露出(1/2,500秒、F5.6)/ISO 400/WB:オート
課目:リーダーズ・ベネフィット・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/24mm/マニュアル露出(1/1,600秒、F6.3)/ISO 800/WB:オート/PLフィルター使用
課目:ポイントスター・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/230mm/マニュアル露出(1/2,500秒、F5.6)/ISO 400/WB:オート

雲の間から太陽光が差し込み、背景が青空になるポイントがシャッターチャンス。

課目:スワン・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/200mm/マニュアル露出(1/2,500秒、F5.6)/ISO 400/WB:オート

背景の雲が印象的で通過後もブルーインパルスを追い続けた。

課目:スワン・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/180mm/マニュアル露出(1/2,500秒、F8)/ISO 400/WB:オート

ブルーインパルス6機が十字架をかたどっている。雲の隙間からブルーインパルス6機に太陽光が当たる。

課目:グランドクロス・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/200mm/マニュアル露出(1/1,600秒、F6.3)/ISO 200/WB:オート
課目:グランドクロス・ローパス
Z8/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/39mm/マニュアル露出(1/1,600秒、F5)/ISO 500/WB:オート/PLフィルター使用

地上展示で並ぶF-15と飛行するブルーインパルスが撮れるのは小松基地航空祭ならではだ。

課目:ダブルライン・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/90mm/マニュアル露出(1/1,600秒、F6.3)/ISO 500/WB:オート/PLフィルター使用
課目:ダブルライン・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/71mm/マニュアル露出(1/1,600秒、F6.3)/ISO 500/WB:オート/PLフィルター使用

最後の課目は会場正面から進入してきた。

課目:フェニックス・ローパス
Z8/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/240mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F5.6)/ISO 250/WB:オート
課目:フェニックス・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/37mm/マニュアル露出(1/1,600秒、F7.1)/ISO 640/WB:オート/PLフィルター使用
課目:フェニックス・ローパス
ニコン Z6III/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/37mm/マニュアル露出(1/1,600秒、F7.1)/ISO 640/WB:オート/PLフィルター使用

ブルーインパルスのパイロットたちは航空機から降りると子供たちやファンからのサインや記念撮影に応えていた。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/490mm/マニュアル露出(1/250秒、F6.3)/ISO 160/WB:オート
Z8/NIKKOR Z 24-120mm f/4 S/24mm/マニュアル露出(1/400秒、F5.6)/ISO 160/WB:オート

小松救難隊による訓練飛行

午後の展示飛行は小松救難隊による訓練飛行から始まった。UH-60J救難ヘリコプターから隊員が降下する。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/320mm/マニュアル露出(1/320秒、F8)/ISO 100/WB:オート
UH-60J救難ヘリコプター
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/180mm/マニュアル露出(1/160秒、F10)/ISO 100/WB:オート

F-15DJ アグレッサーによる航過飛行

航空祭会場左手には三脚使用可エリアが設けられていた。アグレッサーの飛行からは三脚エリア付近で狙うことにした。この場所は滑走路に近く、タキシングや離着陸が近くで見られるポイントだ。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/640秒、F8)/ISO 160/WB:オート

タキシング中に600mmで操縦席を狙うとパイロットの表情がよくわかった。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/800秒、F8)/ISO 250/WB:オート

アフターバーナーによる出力アップで離陸していくアグレッサー

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/560mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F6.3)/ISO 250/WB:オート

フィンガーチップ隊形で飛行するアグレッサー

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/310mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F6.3)/ISO 400/WB:オート
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/270mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F6.3)/ISO 400/WB:オート

航過飛行を終えて着陸してきたアグレッサー。着陸してきたアグレッサー機を林が背景のポイントでシャッターを押した。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/410mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F6.3)/ISO 400/WB:オート

クロージングフライト

クロージングフライトのため滑走路へ向かうF-15J。左の垂直尾翼には飛行隊名が漢字で描かれている。左燃料タンクには飛行隊マークのイヌワシが描かれている。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/280mm/マニュアル露出(1/2,000秒、F6.3)/ISO 400/WB:オート

F-15Jが次々と離陸していく。

ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/2,500秒、F6.3)/ISO 400/WB:オート
ニコン Z6III/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/600mm/マニュアル露出(1/2,500秒、F6.3)/ISO 500/WB:オート

第303飛行隊と第306飛行隊のF-15Jが8機。能登半島地震の復興に願いを込めて、フェニックス隊形による飛行で小松基地航空祭を締めくくった。

Z8/NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR/180mm/マニュアル露出(1/800秒、F6.3)/ISO 100/WB:オート

撮影を終えて

天気は午前中に何度か雨が降ったが、昼過ぎから快晴となり来場者数は8万人を越えたとのことであった。今回は航空祭の最中にも災害派遣のヘリコプターが頻繁に離着陸しており、石川県豪雨災害への対応が優先されていた。

Z6IIIは、電子シャッター時にAF追従・約20コマ/秒の連写性能を有している。そのおかげもあり、バッファ詰まりもなく快適にシャッターが押せた。加えて、Zシリーズで最も高画質だというEVFを搭載しているとのことで、飛行する航空機が追いやすかった。

部分積層型CMOSセンサーということだが、厳密に見るとローリングシャッター現象が少し出る場面もあった。とはいえ、背景が空の場合はほとんど気にならない程度。歪みが気になる際にはシャッター方式を電子先幕に切り替えることで対応可能である。

ただし、Z8に搭載されているセンサーシールドがZ6IIIには搭載されていない点には注意。風が強いときなどのレンズ交換時には、イメージセンサーへのゴミ付着に注意を払いたい。

航空祭のような動きの速い被写体の撮影に適しているZ6III。実践的な観点からみても、非常に有益なカメラに感じた。

高橋学

1975年、福島県福島市生まれ。父が新聞社のカメラマンをしていた影響で物心付いたころからカメラが好きになり、父と鉄道などを撮り始めた。高校卒業後は専門学校東京ビジュアルアーツ写真学科でスポーツフォトを専攻。1996年より有限会社ジャパンスポーツでスポーツカメラマンの仕事に就き、実績を重ねてフリーランスへ。現在はフィギュアスケート、フットサル、サッカー、陸上などの様々なスポーツ取材をしている。また、小さいころから好きな鉄道や飛行機なども撮影を続けている。日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員