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Profoto、100チャンネル対応のストロボトランスミッター「Connect Pro」
各ストロボの出力値が確認できる「Air 2 コントロールモード」を搭載。新たにライカ用も
2022年6月21日 18:15
プロフォト株式会社は6月21日、同社のストロボ製品を無線でコントロールする「Profoto Connect Pro」を発表した。価格は5万6,760円(税込)
キヤノン用、ニコン用、ソニー用、富士フイルム用、ライカ用が用意され、それぞれの対応カメラでTTLでの光量制御が可能。ライカ用の発売はProfoto初。Non-TTLタイプもラインナップされる。ソニー用、ライカ用は11月発売。その他の発売日は6月21日。
Profoto製品用のトランスミッター「Air-Remote TTL」の後継モデル。デジタルカメラのホットシューに装着し、Profotoの対応ストロボをワイヤレス(2.4GHz)で制御できる。
前モデルから外観を大きく変更。縦長の大型ディスプレイを備えることで、各種設定を確認しやすくなった。
また、今回からチャンネル数が8から100に増加した。グループはAからFまで選択できる。
さらに、グループ設定を絶対出力値で確認・調整できる「Air 2 コントロールモード」を実装した。これにより、接続した個々のストロボの出力設定値を手元のProfoto Connect Proで確認できるようになった。従来、視認できない位置にあるストロボの設定値は、専用アプリを使ってスマートフォンやタブレットで確認するしかなかった。
ただしストロボ側で出力設定を変更すると、次にProfoto Connect Proを操作したときに、Profoto Connect Proの設定値で上書きされてしまう。事実上ストロボでの設定変更は受け付けない仕様であり、プロフォトでは「カメラから完全にコントロールしたいフォトグラファーにおすすめ」としている。
なお、従来通りストロボからの設定変更を受け付ける「Air 1 コントロールモード」も使用できる。
その他、バッテリーが単4電池2本から単4電池3本へ変更された。本機からアルカリやニッケル水素などの充電式電池にも対応する。電池寿命も改善したという。
※6月22日12時追記:記事初出時に従来機Air-Remote TTLの電源を「単3電池2本」と記載していましたが、正しくは単4電池2本(2xAAA batteries)だったため修正しました。
外形寸法は51×90×40mm。重さは125g(電池含む)。
なお、6月21日時点でAir2コントロールおよび100チャンネル制御に対応するのは、Profoto A10、Profoto B10、Profoto B10 Plus、Profoto B10X、Profoto Pro-11。いずれもファームウェアアップデートが必要。
また、2022年第3四半期または第四4半期には、AirTTL世代であるProfoto D2(500 AirTTL、1000 AirTTL、Industrial)への対応を予定しているという。