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アップル「iPhone 12」シリーズのカメラ機能まとめ

小型版の"mini"、3眼+LiDARスキャナの"Pro"含む4機種が登場

iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 Pro

アップルは10月13日(米国時間)、スマートフォン新製品「iPhone 12」シリーズを発表。日本でも10月16日から順次予約受付が開始される。

今回のiPhone 12シリーズは、最新のiPad AirやかつてのiPhone 4世代に見られるような、フラットなアルミフレーム(Pro系はステンレス)でディスプレイ部分を囲むようなデザインが共通している。いずれの機種もOLEDのSuper Retina XDRディスプレイを採用し、Dolby Vision、HDR10、HLGといったHDR動画形式の再生に対応している。

ディスプレイ面と背面のガラスには、コーニングの「セラミックシールド」という新素材を使用。耐落下性能が4倍改善しており、"端末を落としても割れない可能性が4倍ある"としている。

ワイヤレス充電は、既存のQiと互換性を有する「MagSafe for iPhone」を採用。USB Type-Cコネクター採用以前のMacノートに存在した、磁力で接続する電源コネクターの名称に由来しており、この磁力を利用して各種ケースやカード入れ(MagSafeウォレット)を取り付けるアクセサリー展開も行われる。

また、通信面ではiPhone初となる「5G対応」というトピックもある。高速通信や低遅延といったメリットがあり、iPhoneの歴史上で大きなステップとしている

カメラ関連では、インカメラを含む全ての搭載カメラでナイトモードが利用可能になった。三脚の併用により、ナイトモードでのタイムラプス撮影も可能とした。

なお、いずれの機種もLightning端子を継承。

デュアルカメラのスタンダード機「iPhone 12」「iPhone 12 mini」

メインとなる6.1型機「iPhone 12」

iPhone 12。「Apple Events - Special Event Stream - Apple」より(以下同)

6.1型・2,532×1,170ピクセルのディスプレイを搭載。価格は税別8万5,800円から。容量ラインナップは64GB、128GB、256GB。10月16日予約受付開始。

ディスプレイサイズはiPhone 11と同じ6.1型だが、ベゼルを小さくし、フットプリントを小さくした。iPhone 11より11%薄く、15%小さく、16%軽量だという。

iPhone 12のカメラ構成は次の通り(いずれも画素数は12MP)。
・Ultra Wide:13mm相当F2.4・5枚構成・画角120度
・Wide:26mm相当F1.6・7枚構成・光学式手ブレ補正・位相差画素

25mm相当のWideカメラは7枚構成。

機能同等の小型版「iPhone 12 mini」

5.4型・2,340×1,080ピクセルのディスプレイを搭載。iPhone 8などの4.7型ディスプレイ機より小さくて軽い本体ながら、5G、A14 Bionicチップやデュアルカメラ、MagSafeといった基本機能はiPhone 12同等だという。価格は税別7万4,800円から。容量ラインナップは64GB、128GB、256GB。11月6日予約受付開始。

iPhone 12 miniのカメラ構成は次の通り(いずれも画素数は12MP)。
・Ultra Wide:13mm相当F2.4・5枚構成・画角120度
・Wide:26mm相当F1.6。7枚構成・光学式手ブレ補正・位相差画素

3眼+LiDARになった「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」

シリーズ唯一のトリプルカメラ構成を持つ2機種。光が対象物に到達して戻るまでの時間を計ることで深度マッピングを行うLiDARスキャナの新搭載により、静止画/動画の暗所AF測距時間を最大6倍短縮したという。10bitのHDR動画記録にも対応する。

中でも6.7型の「iPhone 12 Pro Max」においては、より大きなイメージセンサーを採用し、光学式手ブレ補正を新たにセンサーシフト式としているなどの特徴がある。

フレーム部分には、PVD処理で光沢を与えたステンレススチール素材を採用。カラーは4色展開。

Super Retina XDRディスプレイはiPhone 11 Proの5.8型から6.1型に、iPhone 11 Pro Maxの6.5型から6.7型に大型化したが、それぞれ本体の物理的な大きさは従来同様だという。

またProシリーズの2機種には、年末までに「Apple ProRAW」に対応するアップデートを提供。RAWデータのコントロール性と、アップルが用意するコンピュテーショナルフォトグラフィーの利便性を両立するという新たな記録フォーマットで、同社製の写真アプリだけでなく、他社製アプリのためのAPIも公開するという。

トリプルカメラ構成の「iPhone 12 Pro」

6.1型・2,778×1,284ピクセルのディスプレイを搭載。価格は税別10万6,800円から。容量ラインナップは128GB、256GB、512GB。10月16日予約受付開始。

iPhone 12 Proのカメラ構成は次の通り(いずれも画素数は12MP)。
・Ultra Wide:13mm相当F2.4・5枚構成・画角120度
・Wide:26mm相当F1.6・7枚構成・光学式手ブレ補正・位相差画素
・Telephoto:52mm相当F2・6枚構成・光学式手ブレ補正・位相差画素

より高機能なカメラの「iPhone 12 Pro Max」

iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Max

6.7型・2,778×1,284ピクセルのディスプレイを搭載。価格は税別11万7,800円から。容量ラインナップは128GB、256GB、512GB。11月6日予約受付開始。

iPhone 12 Proとはカメラ周りの仕様が異なる。Wideカメラに従来より47%大きく、画素ピッチが1.7ミクロンの新センサーを採用。手ブレ補正機構はセンサーシフト式を新採用し、手持ちでも2秒までブレずに撮れるという。

iPhone 12 Pro Maxのカメラ構成は次の通り(いずれも画素数は12MP)。
・Ultra Wide:13mm相当F2.4・5枚構成・画角120度
・Wide:26mm相当F1.6・7枚構成・光学式手ブレ補正・位相差画素
・Telephoto:65mm相当F2.2・6枚構成・光学式手ブレ補正・位相差画素

iPhone 12 Pro MaxのWideカメラに新搭載された、センサーシフト方式の光学式手ブレ補正機構。補正軸はX/Y方向。

本誌:鈴木誠