ニュース

"ポートレートモード"対応の小型モデル、第2世代「iPhone SE」

耐水・防塵とQiワイヤレス充電に新対応 税別4万4,800円から

アップルは、スマートフォン「iPhone SE」を4月24日に発売する。予約受付開始は4月17日21時。カラーはブラック、ホワイト、(PRODUCT)REDの3色。直販価格は64GBが税別4万4,800円、128GBが税別4万9,800円、256GBが税別6万800円。

4.7型ディスプレイを搭載するスマートフォン。端末が大型化していく中で、比較的小型軽量なことから根強い人気のあった4型ディスプレイ機「iPhone SE」(2016年発売)の第2世代モデルとなる。現在のiPhoneラインナップにおいて最も小型であり、価格も他の現行モデルより抑えられている。

エントリー機のような位置づけながら、現行の最上位機種であるiPhone 11 Proと同じA13 Bionicチップを搭載している点がアピールポイント。これにより、後述のポートレートモードなどのカメラ機能が使える。

メインカメラは1,200万画素で光学式手ブレ補正機構を装備。広角のみのシングルカメラ構成だが、ボケ効果や深度コントロールが使えるポートレートモードと、デジタル処理でライティング効果を与えるポートレートライティングに対応している。動画記録は最大で4K解像度(24/30/60fps)に対応。

インカメラは700万画素。メインカメラと同様、ポートレートモードとポートレートライティングに対応している。

ディスプレイ解像度は1,334×750ピクセルで、IPS液晶パネルを採用。広色域(P3)に対応し、環境光に合わせて画面表示の色温度を変化させるTrue Toneディスプレイ機能も備えている。

新しいiPhone SEの外形寸法と重量は138.4×67.3×7.3mm、148g。いずれもiPhone 8と同じ数値。以前のiPhone SEは4型ディスプレイを搭載しており、同123.8×58.6×7.6mm、113gだった。アップルのWebサイトでは、以前のモデルを「iPhone SE(第1世代)」、今回のモデルを「iPhone SE(第2世代)」と表記している。

端末ロックの解除はホームボタン内のセンサーによるTouch ID(指紋認証)。顔認証のFace IDには対応していない。コネクタはLightning。

そのほか、第1世代のiPhone SEにはなかった要素として、最大水深1mで30分間という耐水性能や、Qi規格のワイヤレス充電に対応している点などがある。

本誌:鈴木誠