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富士フイルム、X-T30に追加されたジンバル・ドローン対応機能について補足説明

X100Vの熱関連の挙動に関する説明も

X-T30(シルバー)

富士フイルムは4月2日、デジタルカメラ製品のサポートページ上で、ミラーレスカメラ「X-T30」の最新ファームウェアで追加されたジンバル・ドローン対応に関する補足説明を掲載した。また、レンズ一体型デジタルカメラ「X100V」の熱警告に関する案内も4月1日付で掲載している。

X-T30追加機能に関して

掲載されている補足説明は「“USB動画撮影自動”と“USB動画撮影固定”のモードの違い」というもの。

X-T30は3月26日に公開されたファームウェアVer.1.20でジンバル・ドローンに対応。USB通信機能に動画撮影の開始や終了、MFによるピント調整などの機能が拡張されていた。このうちUSBでジンバル・ドローンに接続した際の機能挙動の違いが補足説明として掲載されている。内容は以下のとおり(引用)。

USB動画撮影自動

USBケーブルで対応したジンバル、ドローンなどを接続すると、外部機器からカメラの動画撮影制御が可能になります。

USB ケーブルで接続した外部機器の電源を入れると、カメラは自動的にテザー動画撮影状態(外部機器による制御を受け付ける状態)になります。外部機器と接続していないときや外部機器の電源がオフのときは、通常通りにカメラを使用できます。使用できる機能は接続先のジンバル・ドローンの仕様によって異なります。

USB動画撮影固定

USB動画撮影自動と使用できる機能は同じです。ただし、外部機器を接続していないときや外部機器の電源がオフのときも、動画テザー撮影状態(外部機器による制御を受け付ける状態)になります。USBケーブルが抜けるなどの異常が発生した場合も、再度USBケーブルを接続すると、外部機器からの動画撮影制御を継続できます。

X100Vの熱警告に関して

APS-Cセンサーを搭載したレンズ一体型デジタルカメラX100シリーズの最新モデルX100Vに関して、連続して動画を撮影したり、高い温度環境にカメラを置いておいた場合に、“電子回路や電池の放熱のため、グリップ部が手で触って熱いと感じる程度になる場合”があるとして、カメラ側の警告表示と挙動に関する説明が掲載されている。

内容は、カメラ本体の温度が上昇した場合に黄色いアイコンで温度警告が表示され、その後さらに温度が上昇するとアイコン表示は赤に変わり、カメラが自動的に停止するというもの。

このような状態になった場合、同社はカメラの電源を切って、温度が下がってからの使用を推奨している。

また、気温の高い環境で使用する場合や血行が悪かったり皮膚感覚の弱い人には、三脚やジンバルなどの併用もお勧めするとの説明がなされている。

X100V(シルバー)

本誌:宮澤孝周