新製品レビュー

Canon RF50mm F1.8 STM

一眼レフ用歴代50mm F1.8との比較も交えて

EOS R5にRF50mmF1.8 STMを装着したところ。後ろのレンズは一番上から時計回りに、FD50mm F1.8 S.C.、EF50mm F1.8 STM、EF50mm F1.8、EF50mm F1.8 IIだ。今回はこれらの歴代50m F1.8レンズの描写の違いをチェックしていった

キヤノンより「RF50mm F1.8 STM」が、2020年の暮れ(12月24日)に発売された。キヤノンの“50mm F1.8”と言えば、後に紹介する一眼レフ用「EF50mm F1.8 II」が低価格と写りの良さで注目されたことが記憶に新しいところである。また、時代的に見れば、MF一眼レフ時代に写真を初めた写真愛好家の中には、キヤノンユーザーに限らずこの“50mmF1.8”が最初のレンズで、それゆえ思い入れがあるという人も少なくないことだろう。今回はEOS R5を用いて同社製“50mm F1.8”の系譜とともにあらためて見てみることにしたい。なお、参考としてマニュアルフォーカスレンズである「FD50mm F1.8 S.C.」も加えている。

用意したレンズは5本

今回用意したレンズは以下の5本。最も古い製品は1971年にキヤノンF-1と同時に登場したFD50mm F1.8 S.C.。そして3世代にわたって登場したEFマウント版と、最新のRFマウント版である。

左より古い順にFD50mm F1.8 S.C.、EF50mm F1.8、EF50mm F1.8 II、EF50mm F1.8 STM、RF50mmF1.8 STM。いずれも同じような全長、最大径である。ただし、Rシリーズのカメラで使用するときはRF50mmF1.8 STM以外マウントアダプターを必要とする

各レンズのスペック数値

FD50mm F1.8 S.C.
(3世代目)
EF50mm F1.8EF50mm F1.8 IIEF50mm F1.8 STMRF50mmF1.8 STM
発売1973年3月1987年3月1990年12月2015年5月2020年12月
マウントFDEFEFEFRF
レンズ構成4群6枚5群6枚5群6枚5群6枚5群6枚
絞り羽根枚数6枚5枚5枚7枚(円形絞り)7枚(円形絞り)
最小絞りF16F22F22F22F22
最短撮影距離0.6m(0.103倍)0.45m(0.15倍)0.45m(0.15倍)0.35m(0.21倍)0.3m(0.25倍)
フィルター径55mm52mm52mm49mm43mm
最大径×長さ64×44.5mm67.4×42.5mm68.2×41mm69.2×39.3mm69.2×40.5mm
質量255g190g130g160g160g
発売時価格1万6,500円2万5,300円1万2,000円1万9,500円(税別)オープン(税込2万8,600円前後)

FDマウントの概要や、キヤノンが完全電子マウント採用にいたるまでの経緯、RFマウントの特徴については以下の記事で詳しく解説されている。
・RFマウントの技術的特徴:キヤノン説明会で聞いた「ミラーレス大口径マウントのメリットと実例」
・FL・FDマウントの変遷:レンズマウント物語(第2話):キヤノンの苦悩
・フランジバックと口径の関係:レンズマウント物語(第9話)フランジバックと口径
・RF50mm F1.2 L USMとEF50mm F1.2L USMの違い:新製品レビュー:Canon RF50mm F1.2 L USM

各レンズの概要

FD50mm F1.8 S.C.

FDレンズシリーズは、その名のとおりFDマウントを採用する。このマウントから露出の測光は設定した絞り値まで絞り込む必要のない開放測光が可能になったほか、当時あまり実用化されていなかったシャッター優先AEやプログラムAEなどに対応できるよう絞りリングに「Aポジション」を備え、先を見据えたつくりとしていた。

FDレンズの“50mm F1.8”は4モデルあり(New FDレンズを除く)、本レンズはその3世代目。鏡筒のつくり、フォーカスリングの操作感など真面目につくられたことのわかる1本だ
マウントアダプターは純国産を謳うRAYQUAL製を使用した。
キヤノンFDマウントレンズ用アダプター「FD-EOSR」(宮本製作所 RAYQUAL))
ニュース記事
宮本製作所(RAYQUAL)

ピックアップしたFD50mm F1.8 S.C.は、FDマウントで3世代目となるレンズで、1973年に発売が開始。ガウスタイプのレンズ構成を基本としている点は、最新のRF50mm F1.8 STMまで共通している(レンズによって設計や仕様の違いはある)。

製品銘最後の“S.C.”とはスペクトラコーティングの略で、主に廉価版のレンズに施されたものである。ちなみに上位モデル(主に開放F値の明るいレンズ)には“S.S.C.”(スーパースペクトラコーティング)が採用されて差別化が図られていた。そのため、当時化粧リングに赤く書かれた「S.S.C.」の文字はカメラ少年の憧れでもあった。最短撮影距離は60cm。近接撮影はあまり得意とはしていないものの、鏡筒は金属製の重量感あるつくり。

距離目盛周り。被写界深度目盛に赤外線指標(赤い点)とこの時代のレンズとしては当然の仕様。絞りリングにある緑色の「A」は、シャッター速度優先AEやプログラムAE使用の際に設定する
スピゴットタイプのマウントを採用している。レンズ周辺部にはボディへの情報伝達用のレバーやピンなどが複雑に並ぶ

EF50mm F1.8

EF50mm F1.8は1987年のEOSシリーズ登場にあわせて発売されたAFレンズだ。マウントは完全電子制御を採り入れたEFマウントを採用している。形状も含めFDマウントとの互換性はない。1993年にEF50mm F1.4 USMが発売されるまでEFマウントの焦点距離50mmは本レンズと1989年に発売された高価で重量級のEF50mm F1.0 L USMしかラインナップされておらず、現実的にこちらを選んだEOSユーザーが多かったのではないだろうか。

初代EFマウント版“50mm F1.8”であるEF50mm F1.8。高級感こそないが、距離目盛窓や操作しやすい位置にフォーカスリングを備えている。このレンズの後に続く2本のEFマウント“50mm F1.8”は基本的に同じ光学系としている

折しも時代は標準単焦点レンズよりも標準ズームレンズが一般的になりつつある時期だったので、メーカーとして単焦点レンズに比重がかけられなかったという事情もあったのかもしれない。鏡筒外装はプラスチッキーで、ザラザラしたフォーカスリングの操作感などコストを意識したつくりではあるが、距離目盛り窓や赤外線指標などを備えるなど、なかなか侮れないレンズに仕上がっている。

FD50mm F1.8 S.C.と同じく撮影距離目盛や被写界深度目盛、赤外線指標(赤い点)を備える。この時代のオートフォーカスレンズはまだ簡略化されている部分は少なかった
マウント部。FDマウントと異なりEFマウントは物理的な伝達部材はない。当時としては革新的なマウントで、ミラーレス用のRFマウントもそのコンセプトを受け継いでいる

EF50mm F1.8 II

EF50mm F1.8から距離目盛窓を省略し、フォーカスリングを簡素化。さらにマウントをプラスチックにするなど徹底した軽量化とコストダウンを図ったのが、2世代目となるEF50mm F1.8 IIだ。発売開始は1990年のことで、同時期に発売された一眼レフカメラにはEOS 10 QDやEOS 1000 QDがあった。

EFマウント“50mm F1.8”の2世代目。徹底したコストダウンで現行品時代、新品でも1万円ほどで手に入れることができた。しかしながら写りは上々で、コストパフォーマンスの高い1本として大いに人気を博した。光学系も基本的に初代と同じだといわれている

このレンズが特に注目されるようになったのは、2000年以降のデジタル時代がはじまってからだろう。なかでも2003年に発売された「EOS Kiss Digital」をはじめEOS Kissデジタルシリーズの影響が大きいと考えられる。

1万円ほどの店頭販売価格と、値段以上の写りからキットレンズの次に購入すべき1本としてエントリーユーザーを中心に広く人気を博すことになったのである。35mm判フルサイズ換算で80mm相当の画角が得られることから、人物やペットなどの撮影で重宝されることが多かった。なお、25年もの長きに渡り製造されたが、途中から製造国が日本からマレーシアに移っている。

キヤノンの“50mm F1.8”では唯一のプラスチック製のマウントを採用するEF50mm F1.8 II。販売価格を考えれば納得できるものであるが、チープな感じであることはやはり否めない
フォーカスリング。同レンズは徹底したコストダウンと軽量化が図られており、それはフォーカスリングについても例外ではない。広く人気を博したレンズであるが、フォーカスリングがあることに気づかず使っていたユーザーもいたとか

EF50mm F1.8 STM

そして、EFマウント版の現行製品である第3世代モデル。発売は2015年のことで、その製品名にあるとおり、フォーカス駆動部がそれまでのマイクロモーターから、より反応性に優れかつ静粛性の高いSTM(ステッピングモーター)に変更され、AF速度が前モデルから大きく向上。フォーカスリングもEF50mm F1.8 IIと異なり、それらしいつくりに。操作性も向上している。

EFマウントとして最後の“50mm F1.8"となる可能性が高いEF50mm F1.8 STM。金属マウントを採用するなど品位の高い作りが魅力。EOS Rシリーズへの装着では、マウントアダプターを必要とするためレンズ部の全長は長くなる
光学系は先代と共通で、再び金属マウントに。これだけでも写りがよくなったように思えるから不思議。その分高価にはなったが、それでも1万円半ばのプライスタグをつけて店頭に並ぶ様はこの時代、驚異的だ
EF50mm F1.8 STMはフォーカスリングも幅のあるものとなり、より操作感は向上。ただし、純正のフードを装着するとフォーカシングする指にそれが当たってしまい操作感が低下するのは何とも残念

2015年に登場したキヤノン機というと、EOS 5D Mark IIIやEOS 6Dなどがある。レンズ自体のつくりはというと、金属マウントが復活していたりするなど、2世代目で感じられたチープな印象は払拭されており、ハイエンドラインのカメラに装着してもさほど不釣り合いな感じがしない。光学系は従来の構成を踏襲しているといわれているが、最短撮影距離が2世代目の45cmから35cmに縮まり、絞り羽根の枚数も5枚から円形絞りの7枚となるなど、大きな変更が加えられている。それでも店頭での販売価格が税込1万円半ばに抑えられており、2世代目同様気軽に購入できるところも本レンズの魅力となっている。

RF50mm F1.8 STM

さて、今回の主役であるRF50mm F1.8 STMをみていこう。これまでと同じガウスタイプながらショートバックフォーカスに対応した新設計の光学系を採用する。高画素機での使用を考慮したもので、PMo非球面レンズ1枚を組み込み諸収差のさらなる低減を図るとともに画面周辺まで高い解像感を誇る。

ショートバックフォーカスに合わせた光学系を採用するRFマウウント初の“50mm F1.8”。EFマウントの“50mmF1. 8”と同様基本ガウスタイプの光学系であるが、その詳細は大きく変わっている。発売は2020年12月。同社直販サイトでの販売価格は税込2万8,600円

絞りによる描写の変化が少ないところも現代レンズらしい特徴だ。最短撮影距離はEF50mm F1.8 STMよりもさらに5cm短い30cmに。マクロ、とまではいかないものの、ちょっと被写体に寄りたい撮影で重宝することだろう。

RFレンズらしい機能としては、コントロールリングを備えていること。このリングは他のRFレンズ同様ISO感度や露出補正などの機能が割り当てられるほか、鏡筒のスイッチによりフォーカスリングとして利用することもできる。マウントは金属製。EFレンズも含むAF対応“50mm F1.8”の中ではつくりや質感が最も高く(その分値段も高くなったが)、今後人気を博していきそうな1本である。

他のRFレンズ同様コントロールリングを備えているが、鏡筒に備わる切換スイッチによりこのリングをフォーカスリングとして使用することも可能

鏡筒の特徴のひとつとして、EF50mm F1.8 STMなどのように前玉の位置が鏡筒奥にある奥目形状を止めたことが挙げられる。鏡筒全長の短縮化に貢献している
マウントは金属製。後玉はマウント面からやや奥まったところに収まる

描写の比較

RF50mmF1.8 STMを基本に、各歴代レンズの描写を見ていった。比較にあたり、ボディには有効約4,500万画素の「EOS R5」を用いた。なお、「レンズ光学補正」はデフォルト(周辺光量補正:ON、歪曲収差補正:OFF、デジタルレンズオプティマイザ:標準)に設定している。

各レンズ名の表記は以下のように略記している。

FD50mm F1.8 S.C.:FD50
EF50mm F1.8:EF50
EF50mm F1.8 II:EF50II
EF50mm F1.8 STM:EF50STM
RF50mmF1.8 STM:RF50

遠景

各レンズともに絞りはF5.6に固定して撮影した。順光であれば大きな写りの違いはほとんどない。わずかにFD50mm F1.8 S.C.の線の太さが目につく程度だが、それでも満足できる写り。画面周辺分の描写は、いずれも文句ないレベルだ。

RF50
共通撮影データ:EOS R5・絞り優先AE(絞りF5.6・1/2,000秒・±0EV)・ISO 200・WBオート・JPEG
FD50
EF50
EF50II
EF50STM

遠景2

同じく遠景で絞りをF8にした場合。コントラストの違いがわずかにあるが、これはレンズの特性というよりコーティングなどの影響によるものと推測される。RF50mmF1.8 STMは、「レンズ光学補正」の「歪曲収差補正」の使用を前提としているためだろうか、わずかに画角が広い。

RF50
共通撮影データ:EOS R5・絞り優先AE(絞りF8・1/400秒・±0EV)・ISO 100・WBオート・JPEG
FD50
EF50
EF50II
EF50STM

最短撮影距離

最短撮影距離での撮影。絞りはF2(FD50mm F1.8 S.C.は開放F1.8)。レンズによって最大撮影倍率が大きく異なることが分かる。FD50mm F1.8 S.C.の描写も「レンズ光学補正」が適応されていないことを考えると、この写りは立派。

RF50
共通撮影データ:EOS R5・マニュアル露出(絞りF2・1/20秒)・ISO 100・WBオート・JPEG
FD50
EF50
EF50II
EF50STM

ボケ

絞り開放での撮影だが、作例を見るかぎりいずれも似たようなボケ味。ピントの合った部分から滑らかにボケが大きくなっていく。色の滲みなどについてもいずれも無いわけではないが、以下の作例では気にならないレベル。

RF50
共通撮影データ:EOS R5・マニュアル露出(絞りF1.8・1/6,000秒)・ISO 100・WBオート・JPEG
FD50
EF50
EF50II
EF50STM

逆光

逆光での写りについてもチェックしてみた。フレア、ゴーストともいずれのレンズも現れているが、これは条件的に致し方ないところ。光源と対角線上にあるゴーストの大きさだけでいえばやはり古いほど大きく目立つ傾向が見受けられる。

RF50
共通撮影データ:EOS R5・マニュアル露出(絞りF8・1/320秒)・ISO 100・WBオート・JPEG
FD50
EF50
EF50II
EF50STM

RF50mmフリー作例

水面に写った高層ビルを狙う。AFは迷うかも、と思いつつカメラを向けたが、その気配はまったく感じさせず思っていた位置に間髪置かず合焦した。描写については画面周辺部に写り込む被写体を見る限り、しっかりと結像しておりシャープネスも高い。さらに色のにじみの発生など見受けられずクリアな写りである。

EOS R5 / RF50mm F1.8 STM / 絞り優先AE(F4・1/400秒・-0.3EV) / ISO 100・WBオート・JPEG

絞りはF2.8とさほど絞っていないものの、ピントの合った部分の立体感、解像感は圧倒的。最新のレンズらしくヌケもたいへんよい。前ボケについても不自然な印象などなくすっきりとしたものである。マウントアダプターを必要としない“RFネイティブマウント”ゆえ、取り回しがよいのも嬉しい。

EOS R5 / RF50mm F1.8 STM / 絞り優先AE(F2.8・1/4,000秒・-0.7EV) / ISO 100・WBオート・JPEG

ブラブラと歩いて、瞬間的に目につきカメラを向けた。ステッピングモーターによるAFは音もなく(実際はごく小さな音がする)、瞬間的にフォーカスエリアと重なった被写体にピントを合わせる。ボケは合焦面から滑らかに大きくなっていきナチュラルな印象。絞り開放でも解像感、コントラストとも良好であるため積極的に絞りを開いて撮影を楽しみたいレンズである。

EOS R5 / RF50mm F1.8 STM / 絞り優先AE(F1.8・1/640秒・-0.7EV) / ISO 100・WBオート・JPEG

本来画面の中央にピントが合っていたものを、合焦後に光の状態のよかった自転車のチェーンケース周辺へ、コントロールリングを使ってMFでピントの微調整を行った。なお、このコントロールリングには好みや使い勝手に応じて機能を割り当てることができるので、より快適に撮影を楽しむのであれば積極的に活用してみるとよいだろう。

EOS R5 / RF50mm F1.8 STM / 絞り優先AE(F2・1/8,000秒・-1.3EV) / ISO 100・WBオート・JPEG

本レンズの最短撮影距離は30cm。ぐっと被写体に寄った撮影が楽しめる。画角や写りについては言うまでもないが、RFレンズのなかでは最もコンパクトかつ軽量に仕上がったレンズであり、また価格も抑えられているので、EOS Rシリーズユーザーであれば持っておいて損のない1本と言える。

EOS R5 / RF50mm F1.8 STM / 絞り優先AE(F1.8・1/1,000秒・±0EV) / ISO 100・WBオート・JPEG

まとめ

高画素機による撮影でレンズの差は出やすいだろうと考えていたが、結果は作例を見ていただければ分かるとおり。RFレンズとEFレンズ3本とでは、「レンズ光学補正」が効いていることもあり大きな違いは感じられず、いずれも優れた描写特性である。

恐るべきは48年前に発売されたFD50mm F1.8 S.C.だ。歪曲収差は他のレンズにくらべ強く出るものの、それ以外は少し絞り込めば、最新のRF50mmF1.8 STMに迫る写りなのだ。もちろん厳密に見ていけば、解像感やコントラストなどデジタルレンズオプティマイザの恩恵を受けられないこともあり、最新のレンズに及ばないところもあるものの、その違いは子細に見くらべないと分からないレベルである。

同社には大口径で高価な50mmがいつの時代にも用意されており、そちらが煌びやかで話題の中心にいるような存在であるのに対し、この庶民的なレンズたちは地味ながらも常に側にいてくれ、必要であれば大きな働きをしてくれる。男目線となってしまうが、それは“恋女房”と例えてよいもの。今回のテストを通じて、新たに発売されたRF50mm F1.8 STMについても、いつまでもユーザーに寄り添うレンズになってくれると確信した。

大浦タケシ

(おおうら・たけし)1965年宮崎県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、二輪雑誌編集部、デザイン企画会社を経てフリーに。コマーシャル撮影の現場でデジタルカメラに接した経験を活かし主に写真雑誌等の記事を執筆する。