私はこれを買いました!
試せば試すほど好奇心が刺激されるミラーレスカメラ
富士フイルム X-H2S(曽根原昇)
2023年12月23日 12:00
高画質機を手放してもほしくなる連写性能とAF性能の高さ
恒例! 今年の「私はこれを買いました!」は、曽根原の場合、富士フイルムの「X-H2S」になります。ちなみに昨年は同じく富士フイルムの「X-H2」でした。両機は撮像センサー以外のほとんどを同じくする兄弟機ですが、「X-H2S」は積層型センサーを搭載した約40コマ/秒の高速連写モデル、「X-H2」はAPS-Cとしては驚異的な4,000万画素オーバーの高解像モデルです。
まるで、「X-H2」に「X-H2S」を買い増したかのような豪勢な話に聞こえるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。「X-H2」を下取りに出したうえで、やっとの思いで「X-H2S」に買い換えたというのが実際のところです。
なぜ「X-H2S」に買い換えた? 「X-H2S」のあの素晴らしい高画質をどうして手放した? ということになりますよね。これは、ここ数年で登場したさまざまな積層型センサー搭載機を試用しているうちに、ジワジワと、でも着実にその連写性能とAF性能の高さに魅せられてしまったことによります。言わば好奇心を激しく刺激されたというわけです。積層型センサー搭載のフルサイズ機なら、かなり手痛い出費になるところ、APS-Cだけにある程度は経済的衝撃が緩和されるところもポイントでした。
もちろん、「X-H2」の並外れた解像性能を手放したことを、悔やまないと言えばウソになります。でも、通常の撮影範囲内であれば、趣味の撮影でも、仕事の撮影でも、約2,600万画素の十分な解像感で、ある意味、自分にとって本当にマルチに対応してくれるのですから、個人的には大変満足しています。それで、動態撮影ならやっぱり今どきの超望遠レンズが欲しいよねと「XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR」の購入を、これまた悩みながらも前向きに検討していたところ、11月に発表された例の突然の値上げです。これにはさすがに「うっ!」となりました。
近況報告
純正の超望遠ズーム「XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR」が欲しい、と思い悩む日々を過ごしています。あとコロナ禍以降行けなくなっていた海外撮影旅行も復活したい。