私はこれを買いました!
慣れ親しんだ使い心地の“新しい相棒”
FUJIFILM X-E4(大浦タケシ)
2021年12月23日 19:00
いろんなレンズでX100Vと使い分け
2021年、私が買った唯一の現行カメラは、富士フイルム「X-E4」。性能や写りのよさに加え手に入れやすい価格が魅力のミラーレスカメラだ。正直、「買った、買った」と上から目線で威張れるような代物ではない。ただ、私自身先代モデルの「X-E3」からこのシリーズを愛用していることもあり、本モデルに対する期待は極めて高く、今年2月の発売日に手に入れたほどだ。
個人的にX-E4はプライベートでの撮影をメインとする日常使いのカメラとしている。その大きな理由のひとつが、同じく日常使いとしている「X100V」と操作感などよく似ているからだ。なかでもEVFのアイピースや露出補正ダイヤル、フォーカスレバーの位置はほぼ同じ。またボディの大きさやシェイプなども大きく変わらないなど、2台を違和感なく使うことができる。加えて、撮影の要であるイメージセンサーや映像エンジンについても両モデル同じであるため、生成される画像の仕上がりも同一と考えてよいこともこのカメラを選択した理由として大きい。
ちなみにX100Vとともに持ち歩く時は、廉価ながら写りのよい望遠ズーム「XC 50-230mmF4.5-6.7 OIS II」、もしくは超広角単焦点の「XF14mmF2.8 R」のどちらかを装着して、X100Vと画角が被らないようにしている。また、時折楽しむポートレート撮影では、トキナー「atx-m 33mm F1.4」と、同じく「atx-m 56mm F1.4」を使用することが多い。この2本は純正レンズ並みに優れた写りが得られ、X-E4との重量的なバランスもよく気に入っている。
X-E3まではボディ前面にあり直感的で速やかな設定を可能にしていたフォーカスモード切換レバーが廃止されるなど、一部操作感の悪くなったところもないわけでもないが、X-E4はX100Vとともに自分にとってよき相棒となっている。
近況報告
昨年からのカメラ誌やモノ系雑誌の廃刊続きで青色吐息の状況が続いているが、何とか越すことのできそうな2021年。来年2022年は自分にとって変革の年となりそうな予感がヒシヒシとしている。果てさて、どうなることやら。