私はこれを買いました!
携帯性に特化したマニアックパンケーキ
七工匠 7Artisans 35mm F5.6(河田一規)
2021年12月23日 19:00
意外と高い解像性能。買いやすい価格も嬉しい
キッカケは「SIGMA fp L」を購入したことだった。
fp Lに最適なレンズとしては、小型軽量かつ写りも素晴らしい同社の「Iシリーズ」レンズ群がある。カメラとのデザイン的な相性もバッチリでボクも愛用している。んだけど、フルサイズとは思えないほど小さく作られたfp Lを見ていると、もっとコンパクトに、そして楽に持ち歩きたい! という自堕落な気持ちがムクムクと湧いてくる。で、手に入れたのが7Artisansの35mm F5.6だ。
このレンズはマニュアルフォーカスの単焦点レンズで、薄型なので携帯性がとてもいい。また、フォーカスリングの操作で開閉できるレンズバリアが組み込まれているため、あの忌々しいレンズキャップが不要というのが超絶素晴らしい。
絞り機構は非搭載で、F値はF5.6固定。絞りによる被写界深度調整などは行えないが、そういう割り切りもちょっとマニアックで面白い。絞り機構をあえて入れなかったのはスペース云々もあるけれど、絞り変化による焦点距離変化を考えなくていい光学系を採用できるのがメリットじゃないだろうか(勝手な想像です)。まあとにかく持ち出しやすさに拘って設計された1本で、とっても買いやすい価格設定も嬉しい。
F値を欲張っていないこともあってか、写りについては意外と解像性能も良好。fp Lの6,100万画素でもそんなに解像負けしている感じはない。最周辺部はちょっと解像が緩くなるけど、ボクの個人的な撮影用途ではこのサイズでこれだけ写ってくれれば充分だ。
35mmでF5.6は超小口径だけど、今のカメラは高感度性能が高いのでF値が暗いから撮れないということもほぼ無く、わりと普通に使える。使用する頻度としてはやっぱりシグマIシリーズの24mmや35mm、45mm辺りを使うことの方が多いけど、パソコンとか他の荷物が多くてちょっとでもカメラを軽くしたいときや、自転車でのフォトライドによく持ち出している。
近況報告
ある晩、ウチの近くの公園を歩いていたら、何とタヌキと遭遇。横浜市の住宅がそこそこ密集した場所にある公園なんですけど、いるんですね。タヌキ。咄嗟にiPhoneを向けて撮ったら、真っ暗にもかかわらずちゃんと撮れてて、スマホって凄いなぁと思いました。