私はこれを買いました!
もう一度、自分の写真をリセットしてみたい
LEICA Q2(HARUKI)
2019年12月24日 12:00
モノクロでの撮影仕事がきっかけ
デジタルになる以前の銀塩フィルムを使っていた時代、若い頃のメインカメラはハッセルブラッドやペンタックス67などのブローニーカメラやリンホフ4”×5”やディアドルフ8”×10”といった大型カメラがメインでしたが、雑誌取材やレコードジャケットなどのサブカメラには小さなM型ライカを使っていました。メインカメラが大きいバッグに入れるセットなのでサブとして持ち運ぶにはコンタックスやニコン等の一眼レフカメラよりもコンパクトだったからというだけの理由でした。
初めてライカを手にしたのは学生時代(1980年頃)で、憧れている写真家が使っていることや歴史的な要素から、写真のバイト仕事代プラスローンで中古のズミルックス35mm付きのM4-2を入手しました。明るくてとても良いレンズだけど最短距離が1mで寄れなかったことからズミクロンに買い換えたり、その後M4-Pや最も欲しかったM4ブラックなどを経て、上京して仕事で使うようになった80年代〜90年代は実用機としてのM6ボディー2台体制に落ち着きました。
実際には3台持っていて1台は予備で、常にどれかにワインダーを付けていました。レンズは本来嫌いな画角なのでほとんど使わなかったエルマリート28mmの他に、スーパー・アンギュロン21mm F3.4、ズミクロン35mm F2、ズミルックス35mm F1.4、ズミクロン50mm F2、ズミクロン90mm F2を持っていて、そのうち3本くらいとボディー2台だとテンバの小型のショルダーバッグに入ってしまうので重宝していました。
その後M6は何度かモデルチェンジしていたので何度も手放したり買い換えたりしてましたが、銀塩からデジタルの時代になりモノクロームの撮影もやめたりライカのカメラ自体にも飽きてしまった事やお金にも困ってすべて手放してしまいました。
フィルム撮影をやめたのと同時にモノクローム写真からも遠のいていましたが、3年前にある仕事でデジタルでのモノクロ撮影の依頼がきっかけでモノクロ表現が甦ってきました。それ以来ライカでモノクロ撮影していた頃を思い出したりライカのデジタルカメラ自体もずっと気になっていたのと還暦を迎えた記念で、若い頃の気分に戻ってもう一度自分の写真をリセットして撮ってみたいという理由から自分の誕生日祝いに長期ローンで買ってしまいました(笑)。
まだ何日も経っていないのでカメラの操作もままならないのですが、大好きなマクロ機能が付いていることの利点を活かした写真にチャレンジしたり、ずっと苦手なままきた28mmの画角を克服するために日々邁進しております。
2020年はこのバカ高いコンパクトカメラの元手を取り返せるような作品が撮れるようにガンバリたいと思います☆