デジタルカメラマガジン
デジタルカメラマガジン2015年12月号の「デジカメNEWS調査隊」まとめ
Reported by デジカメWatch編集部(2015/11/20 12:40)
デジタルカメラマガジン2015年12月号の「デジカメNEWS調査隊」で紹介されているトピックについて、デジカメWatchの関連ニュース記事をまとめました。
被写界深度が深いマクロ撮影ができる深度合成モードなど大幅な機能アップ
オリンパスは、OM-D E-M1用のファームウェア Ver. 4.0を11月下旬に公開する。この最新ファームウェアでは、最新のOM-D E-M10 Mark IIに搭載されたフォーカスブラケット、進化したフォーカスピーキング、静音モードなどのフィーチャーをOM-D E-M1に取り入れている。
さらに、OM-D E-M1のみ、ピント位置をずらして撮影したデータをカメラ内で合成する「深度合成モード」も用意され、フラッグシップとしての存在感を高めている。また、OLYMPUS Capture Ver. 1.1とM.ZUIKO PRO/PREMIUMレンズを中心に動画対応の最新ファームウェアの公開も同時に予定している。
公開前のOM-D E-M1新ファームウェアを試す
マクロ撮影で威力を発揮する「深度合成」など
水の浸入を防ぐ防水生地を採用する全天候型の高性能カメラバッグ2モデル
ハクバ写真産業は、全天候型の高性能カメラバッグ「セーフテック ドライクーリエ」2モデル(Lサイズ、Mサイズ)を発売した。完全防水生地を溶着製法により加工することで、高い防水性能を実現。上面には水や塵芥の浸入を抑える折り込み式フラップを用意する。
ハクバ、普段使いも意識した防水カメラバッグ
完全防水生地を溶着加工
最高峰の描写を誇るOtusの広角レンズ、広角、標準、中望遠が出そろう
カールツァイスは、Otusシリーズの新モデルとして大口径広角レンズ「Otus 1.4/28」の製作を発表した。レンズはED8枚、非球面2枚を含む13群16枚構成。従来のOtusと同様に、鏡筒は金属製の黒色で文字は黄色で記される。マウントはキヤノン用(ZE)とニコン用(ZF.2)が用意される。
カールツァイス、大口径広角レンズ「Otus 1.4/28」
Otus第3弾 フルサイズ対応の一眼レフ用
フルサイズEマウントに対応するLoxiaシリーズ第3弾は超広角21mm
カールツァイスは、Loxiaシリーズ第3弾となる超広角単焦点レンズ「Loxia 2.8/21」を発表。12月から発売を開始する。レンズはディスタゴンタイプを採用した9群11枚構成。絞りリングのクリックを外すこともできるため、動画撮影でもスムーズな絞り操作が行える。
カールツァイス、Eマウントレンズ「Loxia 2.8/21」を発表
フルサイズ対応 純正にはない超広角単焦点レンズ
フォクトレンダー、フルサイズEマウント用超広角レンズ3本を海外発表
フォクトレンダーは、Eマウント用の超広角レンズ「10mm F5.6 Hyper-Wide-Heliar」「12mm F5.6 Ultra-Wide-Heliar」「15mm F4.5 Super-Wide-Heliar」の開発を発表した。絞りはステップレス、ノイズレスで動画撮影にも適している。なお、10mmは同時期にVMマウントも発売予定。
フォクトレンダー、フルサイズEマウントレンズ「10mm F5,6 Hyper-Wide-Heliar」などを発表
12mmと15mmも 10mmはVMマウントもリリース
歴代カメラや産業マシンの常設展示、ニコンミュージアムがオープン
ニコンは2017年で創立100周年を迎える。それに向けたプロジェクトの一環で、10月17日、東京・品川の本社内にニコンミュージアムをオープンした。先だって、報道陣向けのオープニングセレモニーが開催され、展示内容が公開された。
1948年に発売され、「Nikon」ブランドが初めて使われた小型カメラ「Nikon Model I」のほか、約450点にも及ぶ歴代カメラの展示は圧巻。試作されたレンズや、ふだんはなかなか見る機会のない報道用の特殊カメラなども興味深い。
そのほか、レンズの原理などを体験できるコーナーもある。カメラ、レンズ以外にも半導体露光装置「ステッパー」をはじめとした産業用の装置も分かりやすくデモされており、見応え十分の展示となっている。
歴代ニコンカメラ約450台に会える!ニコンミュージアムが明日オープン
ニコン羊羹などオリジナルグッズも購入可能
SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD専用のロング型三脚座とレンズケース
タムロンは、同社の人気超望遠ズームレンズ「SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD」専用のロング型三脚座リングおよびレンズケースを発売した。製品に付属の三脚座リングよりも台座面が長くなっており、固定用のネジ穴も2カ所に増えている。レンズケースはショルダーストラップ付き。
タムロン「SP 150-600mm F/5-6.3」にロング三脚座が登場
ショルダーストラップ付きの専用レンズケースも
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR用 防塵・防滴機構採用の1.4倍テレコン
富士フイルムは、現在はXF50-140mmF2.8 R LM OIS WRのみに対応している1.4倍テレコンバーター「XF1.4X TC WR」を発売した。防塵・防滴、耐低温構造を採用しており、X-T1と組み合わせることで過酷な撮影にも対応。なお、最適な運用にはレンズのファームアップ(10月29日公開)が必要。
富士フイルム、Xマウント初のテレコンバーター
XF50-140mm F2.8用1.4倍タイプ
UHS-IIやCFast 2.0、XQDなど次世代規格のメモリーカード新製品
マイクロンジャパンは、レキサーブランドのメモリーカード数種を発表した。UHS-IIやCFast 2.0、XQDといった次世代規格のラインアップを拡充していく。日本での発売日、価格は現在のところ未定。また、ラベルのデザインが一新され、速度で金、銀、銅のカラーリングに分類されている。
Lexar、XQD 2.0やCFast 2.0カードを日本で発売
128GBのUHS-IIカード、512GB SDXCなども
マンフロットのミニ三脚シリーズが進化。脚の長さ調整や縦位置撮影が可能
マンフロットは、ミニ三脚PIXIシリーズの新モデルとして「PIXI EVO」を発売した。その名のとおりPIXIのevolution(進化)モデルで、開脚の角度が50度または80度から選択できるようになった。これにより伸高も105mmまで下げられる。脚長も各脚のボタンを押すことで5段階の調整が可能。
細かい高さ調節が可能になった一眼レフ対応のテーブル三脚
マンフロット「PIXI EVOミニ三脚」
3パターンの装着が可能なストラップ。機能とデザインの両面で優れた逸品
銀一は、ピークデザインのスライドストラップの新モデル「Slide Summit Edition」を発売した。いわゆる速写ストラップだが、カメラ側面と底部の2か所で支えるため、歩く際にカメラが二転三転することがない。取り付け部はアンカーリンクなので、片手だけで着脱が行える。
カメラの着脱が容易なストラップ「Slide」にミラーレス用
山をイメージした新色も 長さ調節もワンタッチ
着脱が不要で紛失の心配もない、コンパクトカメラのようなレンズキャップ
オリエンタルホビーは、新発想のレンズキャップ「Freemod X-CAP2 46mm」を発売。アルミ製のカーテンを設けているのが特徴で、レンズのフィルター溝に装着し、先端を引き出すとカーテンが開き、戻すと閉まる。37mm用のステップアップリングも別売。カラーはブラックとシルバー。
引っ張ると開くレンズバリア付きキャップ
46mm径のレンズに対応
望遠シューティングがラクラク! 70-200mm F2.8クラス対応ケース
ハクバ写真産業は、撮影シーンに合わせて機材収納のアレンジが可能な高機能ズームバッグ「GW-PRO ズームバッグ G2」を発売した。内部レイアウトの自由度が高いうえ、上下仕切りを外すと70-200mm F2.8クラスの望遠レンズ(フード逆付け)を付けたカメラをそのまま収納できる。
ハクバ、横からも開けられる「GW-PROズームバッグG2」
70-200mm F2.8の収納に対応
カメラとプリンターの近未来とは?Canon EXPO Tokyo 2015が開催
11月4日〜6日の3日間、東京国際フォーラムにて、5年に1度行われるキヤノンのビジネス向けイベント「Canon EXPO Tokyo 2015」が行われた。そこはまさにエキスポ。かつて訪れた万博のような楽しい演出が来場者を楽しませていた。
Canon EXPO 2015に「1.2億画素EOS」が展示
全長30%減の600mm F4や、質感を再現するプリント技術も
ソニー α7R Ⅱが非圧縮RAWに対応。最新ファームウェアを公開
ソニーは、ミラーレスカメラ「α7R Ⅱ」の最新ファームウェア Ver. 2.0を公開した。新バージョンでは、以前より告知していた非圧縮RAWでの撮影が可能になった。また、Remote Camera Control使用時にHDMIからの映像出力も可能( 静止画撮影モードのみ対応)になっている。なお、現在のところ、PlayMemories Camera Appsでダウンロード可能な各種アプリは非圧縮RAWには対応していないとのこと。
ソニーα7R IIの非圧縮RAW対応ファームウェアが公開
HDMIからの映像出力も可能に
富士フイルム、X-T1、X-T10、XFレンズの購入者対象のキャッシュバック
富士フィルムは「X-T1」と「X-T10」、XFレンズの購入者を対象としたキャンペーンを開催する。X-T1で1万円、X-T10で5千円、対象レンズで5千円または1万円(レンズキットのレンズは対象外)をキャッシュバックするというもの。さらに、カメラとレンズの同時購入で最大5万円のキャッシュバックを受けられる。応募締切は2016年1月27日(当日消印有効)。
富士フイルム、「ちょっと早めのお年玉キャンペーン」
最大5万円キャッシュバック X-T1、X-T10のほかレンズも対象
LUMIXキャッシュバックキャンペーン。最大5万円のキャッシュバック
パナソニックは、2015年10月16日から2016年1月12日までの期間、LUMIXの購入者を対象としたキャッシュバックキャンペーンを開催する。対象製品はLLUMIX GX8/GH4/G7。GX8の場合、ボディの購入で1万円、レンズキットの購入で1万5千円のキャッシュバックが受けられる。さらに交換レンズを同時購入することにより、最大で5万円のキャッシュバックが受けられる(レンズ単体での購入は対象外)。応募締切は2016年1月26日(当日消印有効)。
パナソニック、カメラ購入で最大5万円のキャッシュバック
LUMIX GX8/GH4/G7で 同時購入のレンズも対象
キヤノン、アーティストの写真を使った自分だけのフォトブックが作れるサービス
キヤノンマーケティングジャパンは、エイベックス・ミュージック・クリエイティヴとの協業により、アーティストやタレントのオフィシャル写真を使ったオリジナルのフォトブックを作れるサービス「a-PRESSO(エイプレッソ)」を開設した。1冊のページ数は50〜60ページ(編集可能ページ56)。フォトブックの作成や公開は無料で、フォトブックの印刷注文する場合に1冊あたり2,800円が必要となる。
日本カメラ博物館、JCIIライブラリーが収蔵するアルス刊行物などの資料展を開催
戦前・戦後における日本の写真文化形成に大きな役割を果たした出版社アルス。その代表的な写真専門誌「カメラ」は大正期に創刊され、数々のフォトジャーナリストを輩出し、1956年8月に休刊となった。本イベントは、この「カメラ」を中心に、アルスが発売した写真雑誌や講座集などの刊行物、カメラ、写真用品、写真薬品などを展示・紹介している。