岡嶋和幸の「あとで買う」
1,690点目:カメラを通して見つけた世界との素敵な距離感
石井朋彦『すべては距離感である』
2026年1月5日 07:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
石井朋彦『すべては距離感である』
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本日は映画プロデューサーで、写真家でもある石井朋彦さんの最新刊です。本書はnoteでの連載を1冊にまとめたもので、写真撮影における距離感と、人生や人間関係の距離感がテーマです。
サブタイトルは「写真が教えてくれた人生の秘密」で、写真と密接な関係にある距離感を、日常のさまざまなものに置き換えて語っており、とても興味深い内容になっています。第1章の「1m-1.2m=親しい間柄」「1.5m=ほどよい距離感」「2m=はじめましての距離感」「3m=自分の世界と外界の境界」「70cm=人生の最短距離」はなるほどと思いました。
写真やカメラについての考察もたくさんあり、デジカメ Watchの読者も共感できることが多く書かれていると思います。
個人的に気になった項目を目次から抜き出してみると、「噂話や悪口が大好きな人は5mの外へ」「身体的なレンズと仮想的なレンズ」「嫌いなものを撮ってきなさい」「モノクロームが生み出す、記号性とデザイン性」「スマホの縦写真はフレーム外を想像させるか?」「機材はスペックよりもリズムで選ぶ」あたりでしょうか。このほかにも読みたくなるような項目がたくさん並んでいます。
販売価格は2,530円で、Kindle版もあります。
