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CMOSセンサーで天体を捉えるセレストロンのスマート望遠鏡
観察・導入・追尾もアプリ経由で
2025年11月21日 13:01
株式会社アーキサイトは、セレストロンのスマート望遠鏡「Origin Mark II Intelligent Home Observatory」を11月19日(水)に発売した。
セッティングや追尾、画像処理といった設定・作業を、AIと自動化により手軽に行えるというスマート望遠鏡。
鏡筒には、セレストロンのシュミットカセグレン光学技術を基にした天体撮影専用の光学系「Rowe-Ackermann Schmidt Astro-graph」(RASA)を採用。口径は152mm。焦点距離は335mm。F2.2と明るいため、銀河や星雲、星団の微細な構造まで鮮明に写せるという。オートフォーカス機構も利用できる。
接眼レンズ越しに観察する一般的な望遠鏡とは異なり、鏡筒先端のCMOSセンサーが捕らえた像をアプリで確認する。アプリはSimulation Curriculumと共同開発した。表示された天体を選択すると関連情報を確認でき、そのまま撮影に移行できる。
鏡筒後部には、天体のデータと画像の内容を照合して方角の調整を行うオンボードコンピューターを内蔵。
結露を防ぐヒーターも装備している。
- 光学系:Rowe-Ackermann Schmidt Astro-graph(RASA)
- 口径:152mm
- 焦点距離:335mm
- 口径比:F2.2
- コーティング:StarBright XLTコーティング
- フィルター対応:1.25インチ(M28.5×P0.6)、2インチ(M48×P0.75) ※厚み8mmまで
- CMOSセンサー:ソニー IMX678-AAQR1
- センサーサイズ:対角8.9mm
- ピクセルサイズ:2×2μm
- 有効画素数:約8,400万(3,856×2,180)
- 視野:1.32°×0.75°
- コンピューター:Raspberry Pi 4 Model B
- 架台:コンピューター制御自動導入経緯台
- 結露防止:全自動ヒーター、取り外し可能フード
- フォーカスモーター:オートフォーカス、マニュアル調整可
- バッテリー容量:97.9Wh(6時間以上使用可)
- 外形寸法:660×610×1,220mm
- 重量:18.9kg







