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スマホで天体撮影が楽しめるデジタル望遠鏡「Vespera II」

自動導入と画像処理で気軽に天体を撮影

株式会社サイトロンジャパンは、仏Vaonis社製のスマート天体観測ステーション「Vespera II」を3月26日(火)に発売する。直販価格は29万8,000円(税込)。同社直販サイトで取り扱う。

天文知識や天体望遠鏡の使用経験がなくても天体撮影が楽しめるツール。スマートフォン/タブレットの専用アプリで操作する。ピント調節、画像スタッキング、ノイズ除去などの画像処理もすべて自動で行われる。独自の画像処理技術により、光害のある都市部でも天体を鮮明に映し出せるという。

撮像素子は、有効約830万画素の1/1.2型ソニー製IMX585センサー(裏面照射型・カラー)。ライブモザイクモードを使用することで、広い画角、自由な構図、高解像(最大24メガピクセル)での観測や撮影に対応する。

「ライブモザイクモード」を使用することで、アンドロメダ銀河のような大きな天体の全体を画面内に収めることができる

スマートフォン・タブレット端末用アプリ「Singularity by Vaonis」に内蔵する4,300種類の天体カタログから選択して観測・撮影が可能。アプリが推奨する天体や好みの天体を選択するだけで、導入、追尾、観測が全自動で行われる。

天体の種類は銀河、星雲、星団などのディープスカイオブジェクト (DSO)、太陽、月に対応する。

画像データはJPEGに加えて、FITSやTIFFの出力に対応。より高度な画像処理も楽しめるという。

Vespera II専用の三脚「Vesperaスタンダード三脚」も同時に発売する。直販価格は1万8,200円(税込)。雲台部分と3本の脚が分離するほか、傾きを補正するためのアジャスターを備える。脚自体は伸縮しない。伸長は17.5cm。質量は470g。

主な仕様

  • レンズ口径:50mm
  • 焦点距離:250mm
  • F値:F5
  • レンズ構成:アポクロマート、クアドラプレット、フィールドフラットナー付き
  • 画角:2.5×1.4°(ライブモザイクモード時最大4.3×2.4°または3.25×3.25°)
  • イメージセンサー:ソニー IMX 585 (カラー)
  • センサー画素数:3,840×2,160(8.3メガピクセル)
  • モザイクモード:最大24メガピクセル
  • センサーサイズ:11.2×6.3mm
  • 内蔵バッテリー駆動時間:約4時間 (USB Type-Cによる外部からの給電にも対応)
  • ストレージ:25GB
  • 画像フォーマット:JPEG、FITS、TIFF
  • 外形寸法:20×9×48cm
  • 質量:5kg
本誌:佐藤拓