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キヤノン「EOS 5D」シリーズが今年9月で20周年

20周年記念ポスター

キヤノンは7月28日(月)、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D」の発売から今年で20周年を迎えると発表した。以後「EOS R5 Mark II」まで、「5」を冠するEOS 5シリーズは計8機種が投入された。

「EOS 5D」は、プロ向けの製品が中心だった35mmフルサイズセンサー搭載のデジタル一眼レフカメラにおいて、40万円前後という比較的安価な価格で登場。人気を博した。

アマチュア向けフルサイズモデルの嚆矢となったEOS 5D

その後はフルHD動画撮影機能を搭載した「EOS 5D Mark II」(2008年11月発売)や、「EOS 5D Mark III」(2012年3月発売)へと順当に進化した。

2015年6月には、当時としては破格の高画素となる約5,060万画素の「EOS 5Ds」「EOS 5Ds R」が投入されるなど、シリーズの撮影領域が広がった。

デジタル一眼レフカメラとして最後のモデルが、2016年9月発売の「EOS 5D Mark IV」。プロ向けの上位機の性能を受け継ぐなど、高い性能バランスと完成度を誇った。

2020年7月には、シリーズ初となるミラーレスカメラ「EOS R5」が登場。初のボディ内5軸手ブレ補正とレンズ側との協調補正を実現するなど、一眼レフ時代とは異なる進化を見せた。8K動画記録も可能になった。

現在は後継機種の「EOS R5 Mark II」がプロやハイアマチュアから支持を集めている。ディープラーニング技術を活用したAFをはじめとする新機能を実装し、デジタル一眼レフ時代から続く「5」シリーズの革新性を写真・映像業界にもたらしている。

20周年記念ロゴ

EOS 5Dシリーズ発売年

  • 2005年9月:EOS 5D
  • 2008年11月:EOS 5D Mark II
  • 2012年3月:EOS 5D Mark III
  • 2015年6月:EOS 5Ds
  • 2015年6月:EOS 5Ds R
  • 2016年9月:EOS 5D Mark IV
  • 2020年7月:EOS R5
  • 2024年8月:EOS R5 Mark II
本誌:折本幸治