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ユル・ブリンナーの「ライカMPブラック」が出品…ライツ・フォトグラフィカ・オークションの目玉が来日
2023年10月31日 19:45
ライカカメラ社は、43回目の「Leitz Photographica Auction(ライツ・フォトグラフィカ・オークション)」をオーストリア・ウィーンで開催する。期間は11月24日・25日(現地日付)。
年に2回開催される国際的な写真関連用品および写真のオークション。過去20年の開催で、出品数は累計約250万点に及ぶという。昨年行われた第40回のオークションでは、「Leica 0-Series no.105 'Oscar Barnack'」がカメラとして世界最高額となる1,440万ユーロ(手数料込み)で落札されたことは記憶に新しい。
そして11月の第43回オークションで目玉となる約30点が、開催に先立ちライカプロフェッショナルストア東京に集まった。明日11月1日(13時~15時)には一般公開も予定されている。このページでは、内覧会で展示された出品物の一部をご紹介する。
ユル・ブリンナーが所有していた「ライカMPブラック」
往年のハリウッドスターとして知られるユル・ブリンナー氏が所有していた「Leica MP black paint」が2台出品される。この2台は別々に出品されたものだが、シリアルが「59」と「60」で連番になっている。世界で141台生産されたブラックペイントの内の2台で希少ということもあるが、同オークションでライカMPが連番で出品されるのも初なのだという。
27台目に生産された「ライカM3」も出品。レンズには初期の「Summicron 2/5cm」が装着されている。エルンスト・ライツの末っ子ギュンター・ライツ氏が所有していたもの。
軍用仕様のオリーブカラーをまとった「ライカM4オリーブ」。同機のこのカラーは世界でも31台のみというという希少性の高さ。。レンズには「Elmar 2.8/50mm」を装着。ITOOYフードとレザーケースもセット。
プロトタイプのライカレンズ「Telyt 6/80cm」。世界で確認されている唯一の個体という。
ドイツ空軍のためにアストロベルリン社が開発したレンズ。2本の木製ハンドルとビューファインダーが特徴的。「ライカIII」が組み合わされている。
写真家のKen Narula氏が所有していた「ライカM2 ブラック」。こちらも連番での出品。