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キヤノン、RFマウント最軽量ミラーレス「EOS R100」。レンズキット9.7万円

シンプルなエントリー機 モニター固定式

キヤノンは、ミラーレスカメラ「EOS R100」を6月下旬に発売する。価格はオープン。キヤノンオンラインショップの販売価格(税込)は、ボディ単体が8万2,500円、18-45mmレンズキットが9万7,900円、ダブルズームキット(18-45mm/55-210mm)が12万7,600円。

EOS Rシステムで最も軽量かつ手頃な価格となるエントリーモデル。EF-Mマウントのエントリー機「EOS Kiss M2」と同等というAPS-Cサイズ・有効約2,410万画素のCMOSセンサーと、画像処理エンジンDIGIC 8を搭載。AF機能もEOS Kiss M2同等クラスだという。

なお、EOS Kiss M2(EF-Mマウント)およびEOS Kiss X90(EFマウント一眼レフ)も引き続きラインナップに残り、EOS R100はEOSのエントリークラスにRFマウント機の選択肢を増やすための位置付けになるとしている。

ボディサイズが共通しているEOS R50との主な違いは、上記のセンサー/エンジンのほか、背面モニターがタッチ操作とバリアングル動作に非対応な点。AF機能も測距エリアの分割数が異なり、「被写体検出AF」が非搭載(顔/瞳AFは利用可能)。アクセサリーシューは、EOS R50では新方式のマルチアクセサリーシューのみ搭載していたが、EOS R100は従来方式の5ピン接点のみを搭載している。

19時30分追記:記事初出時に「EOS R50では新方式のマルチアクセサリーシューのみ搭載していたが、EOS R50は従来方式の5ピン接点のみを搭載している」と記載していました。正しくは後者がEOS R100のため修正しました。

感度はISO 100-12800(拡張でISO 25600)。連写速度は最高約6.5コマ/秒(ワンショットAF)、最高約3.5コマ/秒(サーボAF)。EOS R50はワンショットAF/サーボAFともに最高約12コマ/秒(電子シャッター時は最高約15コマ/秒)の連続撮影が可能。

動画記録は4K 23.98p(クロップ)、FHD 60p、ハイフレームレート120p(HD)などに対応。1回の撮影上限時間は最大29分59秒(ハイフレームレートは7分29秒)となっている。EOS R50は同60分・15分。

バッテリーはLP-E17。USB Type-C端子を持つが、バッテリーの充電・給電には非対応。

通信機能はWi-Fi、Bluetoothに対応。image.canonとの連動も可能としている。

外形寸法は約116.3×85.5×68.8mm(EOS R50と同じ)。質量は約356g(バッテリー、カード込み)。

本誌:鈴木誠